MOTAトップ 記事・レポート 特集 東京オートサロン2019 マボロシのGr.BカーからRX−VISIONまで再現!? 今年もNATS(日本自動車専門学校)は「そう来たか!」

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マボロシのGr.BカーからRX−VISIONまで再現!? 今年もNATS(日本自動車専門学校)は「そう来たか!」

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楽しいコンセプトと確かな技術力が光るNATSのカスタムカー

東京オートサロンで展示されるクルマは様々だが、破天荒で突き抜けた発想で製作してあったり「元祖チューニングカー」のココロザシを感じさせたり、というそんなメーカー展示系とは一味違う「アウトロー」なクルマがもっとあってもいいのでは、と思う人もいるはず。

そんなアナタも「そう来たか!」と感心してしまうクルマを毎年持ち込むのがNATS(日本自動車専門学校)だ。

NATSは参考出品のフォーミュラマシンや移動教室車を含め、今年も大挙10台を並べた。その勢いもさることながら、展示車両はすべて学生自身がアイデアを出し、作り上げたことが重要。アイデアを具現化する技術力も評価すべきポイントだ。そこで、気になるカスタムカーの中から4台をピックアップしてみた。

>>今年もNATS展示車両がカッコいい!NATSブースの展示車両を画像で見る【東京オートサロン2019】

モチーフがマニアックチョイス!アノGr.Bカーをアレで再現!?

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NATSのカスタムカーは、完全なオリジナルデザインもあれば、何かしらの過去のモデルからインスパイアされたり、再現したりする場合がある。

まずご紹介したい「NATS 222B」は、この見た目と「222」という名前を聞いただけで「何というマニアックさ」と唸る人もいるに違いない。そう、トヨタ 初代「MR2」をベースに4WD化したグループBラリーカー「トヨタ 222D」がモチーフだ。222Dは参戦ならずに終わったマシンだが、若い学生たち(よく222Dのことを知っているなあと感心!みんなクルマが好きなんだね!)がこうして「幻のクルマを再現させたい」というコンセプトで“復活”させたことを素晴らしいと思う。

そしてベースはミッドシップで、222Bの「B」がヒント。もうお分かりですね。これはホンダ「ビート」のカスタムカー。しかも正しくは東京オートサロン2015に出品された「フェラーリ512TR風」に改造された「NATS663TR」の再利用だ。フロントカウルはFRPで、リアフェンダーはNATSお得意の鉄板での造形。テールライトにホンモノのAW11前期用を用いることで、222Dの印象に近づけている。車内もレーシーな仕立てだがエアコンは残しており、快適に走ることもできるという。現代的!

RX−VISIONのフォルムに近づけるため、何とホイールベースを延長

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マツダのRE(ロータリーエンジン)搭載市販車の発売が終わってから久しい。再びREをラインナップして欲しいとの望みは強く、マツダもコンセプトカー「RX−VISION」を2015年に発表するなど、RXシリーズとREの復活を匂わせている。そんな時、NATSの学生たちは「出ないなら、自分たちがRXシリーズを復活させてしまおう!」となるのだ。

完成した「NATS RX-STANCE」のベースとなったのはマツダ「RX−8」。RX−VISION風のマスクをドッキングしているが、違いはそれだけではない。よく見るとRX−8とはちょっとプロポーションが異なる。フロントタイヤとフロントドアの間が長いのだ。これはRX−VISIONのフォルムを再現するため、何とホイールベースを250mm延長したことによって得られたもの。

低い車高や“ツライチホイール”が特徴のスタンス系カスタムカーらしく、車高調サスペンションも組み込まれている。エンジンはTRUSTのボルトオンターボキットでチューン、内装もバケットシートが奢られているなど、チューニングカーとしても抜かりがない。なお、ヘッドライトはNDロードスター、グリルはアテンザ、リアハッチはZ33型日産「フェアレディZ」用を流用だ。「このパーツは何の車種から流用しているか」を当てるもNATSカスタムカーの楽しみ方の一つである。

まさかの方法でウッド部分が再現されたウッディワゴン

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50年代アメリカのウッディワゴン風カスタムカー「NATS Coastline」のベースはズバリ、トヨタ「プロボックス」だ。よく観察するとキャビンの形状でそれとわかるが、でもパッと見たらまさかこれがプロボックスなの!と思うだろう。「中身は現代のクルマなので、安心安全を兼ね揃えている」ことをテーマに、フロントドアから前は鉄とFRPで新たにクラシカルに作り直され、外装に木材を貼り付けた古き良き時代のウッディワゴンの雰囲気をよく再現している。

このクルマのアピールポイントの一つであるウッディ部分は、ホンモノのウッドを貼るという手法は取らず、しかも通常のプロボックスのドアの上にウッド“風”の造形を施すことも彼らは選ばず、何と「ウッド部分は元のドアの面で、凹んでいる箇所は、ドアをくりぬいて新しい面を新たに鉄板で作り直している」のだ。あえて面倒な作り方を選ぶあたりのストイックさ!とはいえドアを凹ませても窓が降りるスペースや機構部品のスペースは確保されねばならないため、凹ませる量はそれを見越したギリギリの線としたとのこと。

そして恒例?の流用部品チェックは、フロントバンパーはVW「タイプ1(ビートル)」、グリルはダッヂ・ラムのバーチカルクロームグリルを確認した。使えるものは使う、しかもそれの元ネタがわからない!のもNATSカスタムカーの特徴と言える。

新型ジムニーもNATSのアイデアで新たな可能性を示す一台に

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最後にお送りするのが、メイン展示としてブースの目立つところに飾られていたスズキ 新型「ジムニー」ベースの「NATS JIMNY ADVENTURE」。NATS創立30年記念プロジェクトとして製作されただけに、気合の入ったカスタムカーに仕上がっていた。

ジムニーのコンセプトである悪路走破性をさらに追求する、としており、簡易なドアに変更してワイルドさを演出、ボディ後半も大胆にカットして電動でせり上がるルーフが新たに装着されている。巨大なタイヤを収めるべくスプリングやボディなど合わせて18インチ=45センチもリフトアップが施されているが、飛び出たタイヤをバンパーで囲むなどして、これほどに改造されていても車検が通るように作ってあるとのことだ。

また、ジムニーの後ろに連結してあるトレーラーもNATSオリジナル品。フレームから手作りで、こちらも車検対応で設計してある。2台合わせての製作期間は約半年間という。

来年もきっと東京オートサロンに展示をしてくれるにちがいないNATS。気が早いような気もするけど、今から彼らの自由な発想とそれを実行する技術力と解決力を楽しみにしていたいと思う。

[筆者:遠藤 イヅル/撮影:島村 栄二]

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