トヨタ 新型マークX 試乗レポート/松田秀士(1/2)

トヨタ 新型マークX 試乗レポート/松田秀士
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背反した「乗り心地」と「ハンドリング」の熟成がテーマ

新型マークX 2.5 250G Sパッケージ

マークIIの10代目にあたるという意味から10=ⅩということでマークXと名づけられ登場したのが2004年。それまでのトヨタ車らしいコンサバなモデルチェンジを方向転換して、ヨーロッパテイストのスポーツセダンとして生まれ変わった。

そして5年後の今年、さらにスポーティに、上級を目指して2代目が登場した。マークXのプラットフォームは、最後のマークIIとなった9代目からクラウンと共通。

トヨタでは、レクサスLSを除いてFRのプラットフォームを絞り込み熟成させてきた。2代目マークXでは大きく見直された初代マークXのプラットフォームを踏襲している。これはもちろん現行型クラウンとも共通だ。

しかし、スポーティさを身上とするマークXのために随所に剛性アップの手が入れられた。もちろんサスペンションにも手が加えられ、乗り心地とハンドリングという背反するテーマに取り組み、より熟成されたという。

マークXは、今回のフルモデルチェンジによりスタンダード、プレミアム、スポーツの3モデルに分類して設定されており、個々のユーザーへのフィッティングを狙っている。では、その完成度を試してみよう。

デザインはグラマラスで都会的なイメージ

新型マークX 2.5 250G Sパッケージ新型マークX 2.5 250G Sパッケージ

新型マークXは、“glamtech(グラムテック)”というキーワードでデザインされている。

その意味は、グラム=グラマラスで「ボリューム感」といっても良いだろう。これは、全幅及びトレッドを20mm広げていることにも見てとれる。

そして、もう一つのテック=近代感・精度感という意味。つまり、グラム・テックはグラマラスで艶や色気を表現しながら、硬派で都会的なイメージを出していこうとしている。2つの異なるコンセプトを融合したデザインといえるだろう。

目を引くのは、3眼のヘッドライトがより精悍になり強調されていることと、リヤコンビネーションランプがトランクエリアにまで回り込み、横長になっていること。また、それまでのリヤバンパー一体型のマフラーフィニッシャーを廃止してオーソドックスなパイプ形状としている。

そこで、気になるのはスタンダード、プレミアム、スポーツの3モデルのデザイン上の違いだ。これは主に、フロントグリル下のバンパー一体型エアダムの形状によって差別化されている。

スタンダードは、その名の通り基本となるデザイン。アンダーグリルの形状は、3モデルの中で一番大きな開口部を持ち、スタンダードといえど中々スポーティだ。

プレミアムは、アンダーグリルの形状を小さめにして両サイドにスリットの入った開口を設け、品の良さを表現している。

スポーツは、スタンダードのものを基本にした、彫りの深いデザインだ。形状としては、プレミアムが明らかに違うデザインを採用している。また、インパネは水平基調としながらセンターコンソールが大きく広がり、太い縦長のクロームの縁取りを入れるなど、高級さという意味では旧型に比べてかなりのレベルでグレードアップされている。

プレミアムには、ステアリングなどウッド調のものが多用されていることが特徴で、スポーツにはパドルシフトが付いたステアリングが採用されている。

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松田 秀士
筆者松田 秀士

1954年高知県生まれ。僧侶の資格を持ち、サラリーマン、芸能人の付き人を経て、28歳でレースデビュー。92年には、デイトナ24時間&ル・マン24時間レースに出場。94年、インディ500マイルレースに日本人2人目のドライバーとして初参戦。2年目の95年には完走を果たし、翌年、当時日本人最高位完走という成績を残した。同じ頃から東京中日スポーツ新聞等で自動車評論活動を開始。現在も執筆活動の傍ら、レーシングドライバーとしても活躍中。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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