トヨタ 新型ランドクルーザー70 新型車解説/渡辺陽一郎(2/3)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:茂呂幸正
トランスミッションは「5速MT」のみで、ATは用意されていない。JC08モード燃費は「6.6km/L」だから、V型8気筒の4.6リッターエンジンを積んだランドクルーザー(200)と同等だ。
ピックアップの最終減速比はバンの「4.100」に対して「4.300」とローギヤード化され、車両重量も100kg重い「2,220kg」だが、燃費数値に違いはない。ボディはフレームの上に架装され(なのでピックアップも設定できた)、サスペンションは前後ともにリジッドタイプ(車軸式)になる。
スプリングはフロント側がコイル、リア側はリーフだ。1984年に登場した時にはフロントサスペンションもリーフスプリングだったが、1999年のマイナーチェンジでコイルに改めた。フロントサスペンションの変更は走行安定性と操舵感を向上するためで、1999年以前にも、フロント側をコイルスプリングに改造するユーザーが少なくなかった。
なのでユーザーニーズに沿った変更と思われたが、実際にマイナーチェンジを施すと、悪路の走破力が優れた「4輪リーフ」を惜しむ声も聞かれた。マニアックな車両開発の難しさを感じたものだ。
4WDは駆動力を高められる副変速機を備えたパートタイム式。ランドクルーザー(200)やプラドと違って、前後輪の駆動力や回転数を調節するセンターデフが備わらず、舗装路上は後輪駆動の2WDで走る。4WDの状態で無理に曲がろうとすると、ブレーキング現象が発生して駆動系に大きな無理がかかるので注意したい。
これはFJクルーザーも同様だ。ちなみにジムニーについては、パートタイム式4WDだがホイールベースが短いので、仮に4WDで舗装路を曲がろうとしても目立ったブレーキング現象は生じにくい。
パートタイム式は、4WDの機能を舗装路で生かしにくいのが残念なところだが、直結式の4WDだから悪路には強い。
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