日本で買えない“世界のハイラックス”に試乗してみた!(3/3)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:島村 栄二
荷台に冷凍庫!? タイ仕様のハイラックスが凄い
ハイラックスは、海外では仕事に使われるクルマとして、様々な架装が施されている。ここではタイ仕様をベースにした冷凍車を紹介したい。タイの都市部では大型車の乗り換え規制があるため、ハイラックスのような小型のピックアップトラックは重宝しているという。
ビジネス向けのシングルキャブを基に、荷台に背の高い冷凍庫を架装した。かなり広い空間がある。
ベースがタフなピックアップトラックであれば、重い荷重にも耐えられるため、ビジネスからレジャーまで幅広い用途に使いやすい。
しかもこれだけの空間効率が得られるなら、コンテナを装着して、大型の荷物を積むことも可能だ。またレジャーユースとしては、キャンピングカーに発展させることもできるだろう。
そんなことをあれこれ想像させてくれた冷凍車だった。
TRD仕様のハイラックスはキャノピーを装備
トヨタ車をベースにしたカスタマイズを行うTRDは、ハイラックスのパーツを豊富に用意している。外装パーツではフロントアンダースポイラー、フォグランプベゼル、マッドフラップ(泥よけ)などが豊富にそろう。
さらに荷台に架装するキャノピーも採用した。初代ハイラックスサーフをイメージした方も多いだろう。ボディの後部がワゴンのような形状に変更され、荷物が汚れたりキズが付くのを防ぐことができる。
荷台でキャンプ!? 神奈川トヨタ「マイクスオリジナルハイラックス」
トヨタ車を販売する神奈川トヨタは、アウトドアショップの「グッドオープンエアズマイクス」を運営している。このデモカーとして「マイクスオリジナルハイラックス」を製作した。
見るからに楽しそうな仕様の「マイクスオリジナル」、荷台に設営可能なテントが装着され、コンパクトに畳めて使い勝手も良い。各種のキャリア類も選べるから用途が広がり、デカールの装着で外観をカッコ良く演出できる。
SUVパーツ豊富なJAOSからも個性的なハイラックスが登場
オフロードSUVのパーツを数多く手掛けるJAOSも、ハイラックスサーフのパーツを積極的に用意している。
デモカーには、フロントスキッドプレート&スキッドバー、ブラックサイドステップ、オーバーフェンダータイプX、マッドガードなどが備わる。専用のスプリングやショックアブソーバーなども装着可能だ。
[筆者:渡辺 陽一郎/撮影:島村 栄二]
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