【トヨタ クラウン 維持費比較】2.5Lハイブリッドと22万円安い2.0Lガソリンターボ、約13万の税金優遇とハイオクの燃料代で価格差も帳消しに

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1955年に初代が登場して以来、日本の高級セダンの歴史と共に歩んできた伝統のブランド「トヨタ クラウン」は、2018年6月にデビューした現行型で15代目となる。近年はユーザー層の若返りを図るべく、走りの性能も重視。最新のTNGA GA-Lプラットフォームや、ドイツ・ニュルブルクリンクで鍛えた足回りなど、スポーティなキャラクターに進化している。

現行型は2種類のハイブリッドと2リッターターボエンジンが選択出来る。果たして維持費はどのように異なるのだろうか。ハイブリッドとガソリンターボはどちらがお買い得なのか、実際に調べてみた。

>>これぞ日本の高級車! トヨタ 15代目クラウンを写真でもっと見る[画像ギャラリー]

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  1. V6 3.5Lと直4 2.5Lの2種類のハイブリッドに加え2.0Lターボも用意される15代目クラウン
  2. 【燃料代比較】2.5Lハイブリッドのガソリン代は2.0Lターボに比べ年間5.5万円もお得
  3. 【税金比較】購入時の税金だけでおよそ13万円の差額! ハイブリッドがお得なのか、ガソリンターボが割高なのか…

V6 3.5Lと直4 2.5Lの2種類のハイブリッドに加え2.0Lターボも用意される15代目クラウン

3.5リッター版は710万円の最上級グレード専用の贅沢仕様

15代目クラウンは、3つのパワートレインが用意される。販売の主力となるのは、2.5リッターハイブリッドだ。

熱効率の高い新開発の直列4気筒 2.5リッターダイナミックフォースエンジンと、THS(トヨタハイブリッドシステム) IIを組み合わせ、システム最高出力(エンジンとモーターにより動力性能として発揮出来る出力)は226ps(166kW)と十分な性能を誇る。それでいてカタログ燃費は20.0km/L(WLTCモード燃費・2WDモデル)と、一昔前のコンパクトカー並みの圧倒的な低燃費性能を両立させているのはさすがだ。

もうひとつ用意されるのが、V型6気筒 3.5リッターエンジンとTHS IIを組み合わせたマルチステージハイブリッドシステム。システム最高出力は359ps(264kW)と段違いで、カタログ燃費も16.0km/L(WLTCモード・2WDモデル)と十分に良い。

こちらは最上級グレードモデル「3.5 RS Advance」(710万7000円)専用の贅沢なユニットとなっている。

クルマ好きならこっちでしょ! 爽快な吹け上がりを誇る2.0Lターボ

そしてハイブリッドでないガソリンモデルが、直列4気筒 2.0リッター ガソリン直噴ターボ。先代14代目クラウンのモデル途中、2015年8月より追加設定されたターボエンジンだ。

最高出力245ps(180kW)/5200~5800rpm、最大トルク350Nm/1650~4400rpmの高出力を8速オートマチックトランスミッションと組み合わせる。燃費は12.4km/L(WLTCモード・2WDモデル)と、ハイブリッドに比べるとやや見劣りする。

いっぽうで、高速道路の登坂路などでアクセルを踏み込んだ時に得られる力強い加速は、古典的な感覚ながら独特の爽快さがあるのも事実。静粛性を保ちながら加速していく2.5リッターハイブリッドとは真逆の性格なのである。

【燃料代比較】2.5Lハイブリッドのガソリン代は2.0Lターボに比べ年間5.5万円もお得

3.5リッター版は少し特殊な贅沢仕様なので、今回はトヨタ クラウン最量販の2.5Lハイブリッドと、2.0Lガソリンターボの燃料代を比較してみよう。

先に記した通り、クラウン 2.5LハイブリッドのWLTCモード燃費は20.0km/L。これに対し2.0LガソリンターボのWLTCモード燃費は12.4km/L。しかも無鉛プレミアムガソリン(ハイオク)仕様にバージョンアップされている。ハイブリッドは通常のレギュラーガソリン仕様である。

経済産業省 資源エネルギー庁が2021年6月2日(水)に発表した石油製品小売市況調査によると、5月31日(月)時点でのハイオクガソリン店頭価格の全国平均は163.3円。これに対しレギュラーガソリンは152.5円となっていた。端数を整え、ハイオク163円、レギュラー153円と想定し、クラウンの2.5Lハイブリッドと2.0Lガソリンターボの燃料代を比較してみよう。

ガソリンタンク容量はどちらも66リッター。満タンにした場合、計算上クラウンの2.5Lハイブリッドは1万98円、2.0Lガソリンターボは1万758円となる。

年間走行1万キロと想定し、カタログ燃費(WLTCモード燃費)で単純計算した場合だが、クラウンの2.5Lハイブリッド(20.0lm/L)のガソリン代は500リットルを消費し、年間7万6500円がかかる。

対する2.0Lガソリンターボ(12.4km/L)のガソリン代は約806リットルを消費。年間13万1452円がかかる計算となった。およそ5万5000円の差額である。

クラウンの2.5Lハイブリッドに対し、2.0Lガソリンターボの車両本体価格は同グレード同士で22万円安い。しかしガソリン代だけでも、4年もあれば差額分は回収出来ることになる。

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【税金比較】購入時の税金だけでおよそ13万円の差額! ハイブリッドがお得なのか、ガソリンターボが割高なのか…

購入時の税金でも大きく差がつく。

クラウンの2.5Lハイブリッドは、エコカー減税(100%)と環境性能割(3%)の対象だ。「2.5 RS Advance」(2WD)の場合、約17万6700円が優遇される。

これに対し2.0Lガソリンターボは不利だ。「RS Advance」(2WD)の場合、環境性能割(1%)のみが対象。優遇額は約4万7100円のみとなる。優遇額だけで約12万9600円も差額が発生している。

ガソリン代の項で、年間5万5000円の差額と紹介したばかりだが、クラウンの2.5Lハイブリッドと2.0Lガソリンターボの22万円の価格差は、わずか購入1年と少々でチャラになってしまうことがわかった。

なおこちらは、あくまでも2021年5月時点で購入した場合の計算上のもので、購入時期やオプションの選択などなどにより、差が生じたり減税の対象から外れるケースもある。詳細は販売店で見積りを取得のうえ、正確に確認して欲しい。

それでもやっぱりターボが気になる! そんな方はディーラーで試乗してみよう!

今回は、クルマ好きには悩ましいトヨタ クラウンの2.5Lハイブリッドと、2.0Lガソリンターボについて、購入時の諸費用やガソリン代の維持費について比較してみた。

エコカー減税の対象となるハイブリッドのお得ぶりが浮き彫りになった今回の比較だったが、そのうえでも「やっぱり2.0Lガソリンターボが気になる!」という方もいるはず。ターボエンジンの乗り味は、ハイブリッド車とは性格の異なるものだからだ。

クラウンの試乗車は、全てのトヨタ販売店に配備されている訳ではない。しかもターボの試乗車はレアなはずだ。メーカーの公式サイトなどで事前に試乗車の有無は確認出来るから参考にしよう。

ただし実際にディーラーへ訪問すると、試乗車が代車で貸し出していたり、商談の都合で他の店舗が借りているケースもあり、無駄足に終わるケースも少なくない。

あらかじめ最寄りのディーラーへ連絡を取り『ターボとハイブリッドを乗り比べてから決めたい』とアポイントを取り(しかも冷やかしではなく!)、購入希望に熱意があることが伝われば、営業担当がどうにかしてくれるかもしれない。一度相談してみるのが良いだろう。

[筆者:MOTA(モータ)編集部 トクダ トオル]

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新車価格:
489.9万円739.3万円
中古価格:
35万円840万円
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トクダ トオル(MOTA)
筆者トクダ トオル(MOTA)

昭和44年生まれ。週末は愛車に乗って(時に鉄道に乗って)家族とともにドライブを楽しむ1児のパパ。自動車メディアに携わるようになってから10余年、乗り換えに悩むユーザーの目線に立ったコンテンツ作りを常に意識し続けている。2021年春より編集主幹に就任。編集部の最古参として、編集記事のクオリティ管理、後進育成を担当している。記事一覧を見る

監修トクダ トオル (MOTA編集主幹)

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