アクア vs プリウス どっちがお買い得!?徹底比較!(1/2)

アクア vs プリウス どっちがお買い得!?徹底比較!
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今、日本で最も売れている“2強”ハイブリッドカー「アクア」と「プリウス」、一体「どっちがお買い得」なのかを徹底比較!

納車待ちは約“6ヶ月”!

目下のところ販売絶好調なハイブリッドカー「トヨタ アクア」は、契約してから納車されるまでの期間が最長クラスだ。アクアは1,500ccエンジンをベースに高機能なハイブリッドシステムを搭載しながら、売れ筋のSグレードで「179万円」という低価格も魅力で、高い人気を得ている。

一方、ハイブリッドカーの代名詞とまで言われる「トヨタ プリウス」ももちろん好調だが、売れ行きは落ち着いてきており、納期も1~1.5か月に縮まった(標準ボディのプリウス)。そして、プリウスはアクアより一回り大きいボディを持つため居住性に優れ、装備も充実している。売れ筋になるSグレードの価格は「232万円」とアクアよりも高くなるが、プリウスの買い得感もかなり強い。

低価格の「アクア」か、機能充実で短納期の「プリウス」か。今回は、この2強ハイブリッドカーをガチンコ比較してみたい。

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トヨタ プリウス(2012年モデル) フロントイメージトヨタ プリウス(2012年モデル) リアイメージトヨタ プリウス(2012年モデル) フロントイメージトヨタ プリウス(2012年モデル) リアイメージトヨタ プリウス(2012年モデル) サイドイメージ

【アクア vs プリウス 燃費対決】燃費はどちらも優秀だが、年間のガソリン代を計算すると・・・

トヨタ アクア エンジンルームトヨタ プリウス(2012年モデル) エンジンルーム

「アクア」「プリウス」共にハイブリッドのメカニズムは基本的に同じだが、エンジン排気量はアクアが「1.5リッター」でプリウスは「1.8リッター」。さらに、プリウスはモーターも強力なタイプになる。

ボディサイズは、コンパクトカーのアクアが5ナンバー車で、プリウスは3ナンバー車。車両重量もかなり異なり、アクア Sグレードで「1,080kg」、プリウス Sグレードは「1,350kg」と270kgもの差がある。

となれば、燃費性能はアクアが優れる。JC08モードの燃費はアクア Sが「35.4km/L」、プリウス Sは「30.4km/L」だ。ただし、プリウスの燃費も十分に立派な数値だ。

ガソリン代は両車とも、ノーマルタイプのガソリンエンジン車に比べれば大幅に軽減される。

そこで、実用燃費をJC08モード数値の80%、レギュラーガソリンを1リッター当たり150円、1年間の走行距離を1万kmと仮定したら、アクアとプリウスのガソリン代がどの程度の差額になるのかを比べてみよう。

結論からいうと、1年間に要するガソリン代はアクアが約「5.3万円」でプリウスは約「6.2万円」だ。

比率にすれば、アクアの燃料代はプリウスの86%にとどまるが、両車ともに燃費が優れているため、ガソリン代に置き換えると差額は1万円程度。1年間に2万kmを走ったり、走行条件の悪い使い方をしても、差額は2万円以内だろう。

この受け取り方はユーザーによってさまざま。年額1万円なら開きが大きいという見方も成り立つ。また、エコは損得では語れず、燃料代の差額にかかわらず二酸化炭素の排出量を抑えるべきだという判断もできる。

【アクア vs プリウス 居住性対決】室内の居住性は、やはり「プリウス」が圧勝

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アクアとプリウスのボディサイズを比べてみると、プリウスがアクアに対して「485mm」長く、「50mm」広く、「45mm」高い。ホイールベースもプリウスが「150mm」長く、ミドルとコンパクトサイズの開きがある。

では、居住性はどうだろうか。アクアは全高が「1,445mm」と、昨今の日本車にしては背が低い。前後席ともに着座位置が下がり、空間効率の低下は否めない。

その違いは、主にリアシートに生じる。身長170cmの大人4名が乗車した場合、リアシートに座る同乗者の膝先空間は、アクアが握りコブシ1.5個分。対するプリウスは2.5個分になり、足元空間は明らかにプリウスが広い

さらにアクアは背が低いので着座位置も下がり、リヤシートは腰が落ち込んで膝の持ち上がる座り方になる。その点、プリウスは腰が下がらず着座姿勢が適度で、座面のボリューム感も上まわるから快適だ。頭上空間はプリウスも最小限度だが、アクアと同等の余裕は確保されている。

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荷室の広さにも差が付く。プリウスも空気抵抗を抑えるため、リヤゲートを寝かせているから背の高い荷物は積みにくいものの、それでも床面積はアクアよりは広い。

リヤシートを使った状態の荷室奥行は、アクアが722mm、プリウスは910mmになる。積載性もプリウスが勝っている

インパネなどのデザインは好みによるが、シボ(表面の模様)の仕上げなども考えると、内装の質感もプリウスの方が高いといえるだろう。

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渡辺 陽一郎
筆者渡辺 陽一郎

1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年務めた後、フリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向。「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も重要なテーマと考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心がけている。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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