ピンク86登場!!「トヨタ86“Re BORN” with LAPPS」 ~86オートックワン号全身リニューアル!~(1/2)
- 筆者: 桂 伸一
86ピンク化計画
オートックワン編集部にライトニングレッドの86がやってきて、はや1年がたった。これまで86オートックワン号は、「TOM’S」によって、数々のカスタムを行い、グレードアップしてきた。そんな86オートックワン号には今回、トヨタ新型クラウンの「CROWN ReBORN」ならぬ「86 Re BORN」が行われた。そう、ピンクのクラウンもとい、“ピンクの86”である。お届けするのは、モータージャーナリストでレーシングドライバーの桂伸一サンだ。
カスタマイズの醍醐味は自分だけの“オリジナルが造り出せる”こと。ホイールを交換するだけでも嬉しい気持ちは、一度でも経験があれば納得できるだろう。
クルマで最大の変化といえば、色、ボディカラーである。純正色にはないオリジナルな色味、ストライプやグラフィックスで何かを表現することも楽しい。
筆者はすでに何度かお世話になっているフィルムラッピングの大家『YMG1』に、86オートックワン号のカラーチェンジをお願いした。
話はそれるが、クルマに限らず、今後ますます需要が広がる業種だけに、YMG1では事業主になるためのスクールを行い、カラーフィルムを施工する技術の講習も行っている。
欧米と日本でも流行りのマットカラーも、じつはカラーフィルムによるものが多い。理由は単純明快。メンテナンスがほぼいらず楽なこと、最終的に元の姿に戻せることだ。
クルマをオールペン、つまり全塗装する場合、塗装面の下地処理からパーツの脱着行程などその工程は長期に渡るが、ラッピングはクルマ全体を貼るのに2〜3日の期間で完成する。
さらに日数の問題だけではない。
全塗装との違いは、たとえそのクルマを新車状態から塗り替えたとしても、いまの日本では後々の評価が下がる。修理、再生したと判定されてしまうからだ。
ところがフィルムラッピングの場合、新車から施工して3〜12年(フィルムメーカーや色による)後にフィルムを剥がすと、新車時の塗装面が蘇るのだ。
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