スズキ イグニス vs ホンダ フィット どっちが買い!?徹底比較(1/3)

スズキ イグニス vs ホンダ フィット どっちが買い!?徹底比較
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競争厳しい5ナンバーサイズのコンパクトカー

スズキ イグニス

クルマにはさまざまなジャンルがあるが、実用性を総合的に高めたのがコンパクトカーだ。全長は3600~4200mm前後で、全幅を含めて5ナンバーサイズに収まる。混雑した街中や狭い駐車場でも運転しやすい。

その一方で空間効率の優れた車種が多く、大人4名の乗車にも適する。ボディの後部にはリアゲートが装着されて荷室も使いやすい。

エンジンは1~1.5リッターが主力で、燃費が優れていることも特徴だ。競争の激しいジャンルなので、各車とも価格を割安に抑えている。今では緊急自動ブレーキ装着車が増えたことも注目点だろう。

ホンダ フィットハイブリッド

そこで今回比較するのは、スズキ イグニスとホンダ フィットだ。

イグニスは2016年1月に発表され、コンパクトカーでは設計が新しい部類に入る。欧州などの海外市場も視野に入れて開発され、全長は3700mmだからコンパクトカーの中でもボディが小さい。エンジンは直列4気筒の1.2リッターで、簡易型のマイルドハイブリッドを搭載する。

比較相手のフィットは定番のコンパクトカー。実用性が優れ、買い得度も高い。エンジンは1.3リッターと1.5リッターのノーマルタイプに加えて、1.5リッターのハイブリッドも用意する。

ボディスタイル/サイズ/視界/取りまわし性比較

スズキ イグニススズキ イグニス

イグニスはフロントマスク、ボディサイドともに直線的なデザインで、フェンダーに張り出しを持たせた。車両を前側から見ると、サイドウインドウを上に向けて絞り込み、台形のデザインにすることで視覚的な安定感を強調している。

最低地上高(路面とボディの最も低い部分との間隔)は全車にわたり180mmを確保して、路上のデコボコを乗り越えやすい。いわゆるSUV風に仕上げた。

フィットはイグニスと対称的で、ボディ全体に丸みのある卵型だ。ボリューム感を演出した。

ボディサイズは、イグニスの全長が3700mm、全幅は1660mmと狭めで、全高は1595mmと少し高い。最近は背の高い車種に対応した立体駐車場もあるが、一般的に全高が1550mm以下になる。ユーザーによっては45mmの差で立体駐車場を使えないのは惜しいだろう。将来的には最低地上高を130mm程度に抑え、立体駐車場の利用性を向上させた仕様が追加される可能性もある。

フィットは全長が3955mmで、全幅は5ナンバー規格いっぱいの1695mm。全高は1525mmだ。イグニスに比べると255mm長く、35mm広く、70mm低い。イグニスと違って立体駐車場を使いやすい全高とした。

ホンダ フィットホンダ フィットハイブリッド

ホイールベース(前輪と後輪の間隔)はイグニスが2435mm、フィットは95mm長い2530mmになる。それでも全長に255mmの差があるので、イグニスはボディ前後の張り出しを抑え、4輪がボディの四隅に配置されている。

運転席に座った時の視界は、イグニスのボディは水平基調だからボンネットの手前が少し見える。インパネの上面も低めに抑えて前方が開けた印象だ。

フィットはボンネットがほとんど見えず、フロントウインドーを寝かせたから、ボディの先端位置も感覚的に分かりにくい。それでも斜め前方は三角形の小さなウインドーを装着して視界に配慮した。側方の視界は両車とも同程度だ。

後方は両車ともに見にくい。イグニスはサイドウインドーの後端部分をキックアップさせ、真後ろのリアウインドーも下端が高めだ。フィットはサイドウインドーの下端を後ろに向けて持ち上げた。いずれも外観を躍動的に見せる目的で、ドライバーの可視範囲を狭めている。

最小回転半径はイグニスが4.7m。フィットは1.3リッターエンジンを積んだベーシックな13G・Fパッケージは4.7mで等しく、16インチタイヤ装着車は5.2mに拡大する。

取りまわし性は最小回転半径が同じでもイグニスが勝る。ボディが小さく、四隅の分かりやすい直線基調になるからだ。

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渡辺 陽一郎
筆者渡辺 陽一郎

1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年務めた後、フリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向。「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も重要なテーマと考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心がけている。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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