日本版コンシューマレポート-スバル ルクラ ユーザー試乗レビュー-(5/7)
- 筆者: 桃田 健史
ルクラのユーザー評価・レビュー/ドライビング
驚いた!
ユーザーの感覚は、実に鋭い。「ルクラ」と「タント」、2車のデータを以下に比較する。
以上、見事に「ルクラ」と「タント」、2台の基本性能について「ほぼ同じ数値」が出たのだ。
「視界が良く、運転が楽だった」では、「ルクラ」66.7%、「タント」61.3%。「車内がとても静かだった」では、「ルクラ」36.7%、「タント」35.5%。 「エンジンパワーが物足りなかった」では、「ルクラ」30.0%、「タント」38.7%。
対して、数値の差が目立った項目がふたつある。
「実物より大きなクルマに乗っている感じがした」では、「ルクラ」43.3%、「タント」71.0%。 「実物より小さいクルマに乗っている感じがした」では、「ルクラ」23.3%、「タント」3.2%。
この差こそ、「スバル効果」の証明だ。
つまりユーザーは、「レガシィのスバル」という感覚で「ルクラ」に乗ると、「ルクラ」への期待値が上がってしまう。対して、「タント」に乗る人の多くは「軽自動車専業のダイハツ」という先入観があり、結果的に「タント」の出来栄えに驚くのだ。あくまでも個人的な見解だが・・・。
今回のデータは30名ほどで行っているが、こうした「スバルイメージ効果」については、より多くのデータを取ったとしても、同じような結果を生むと思う。
それほどまでに「スバル」には「強いブランド力」がある。
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