レガシィ試乗レポート Drives with Outback vol.1(2/2)
- 筆者: オートックワン 編集部
- カメラマン:島村 栄二
アウトバックに酔いしれて・・・
今回のドライブの行き先は、八ヶ岳の麓にひろがる山梨県の清里高原。
まずは、中央自動車道を新宿から一路西へと向う。八王子から先は新緑の山々の間を縫うように走り、連続するカーブも、アウトバックは微塵もフラつきを感じさせず、スバルの水平対向エンジン+シンメトリカルAWDのコア技術のお蔭で、終始安定した走行性能をもたらしてくれる。
なんだかとても気持ちがいい。シートも座り心地が程良く硬く、乗り味はまさに不快感とは程遠いといった印象だ。
大月を過ぎ、笹子トンネルを抜けると葡萄で有名な勝沼に差し掛かる。そこからは一気に視界が開け、広大な甲府盆地の中を駆け抜ける。左前方には、まだ薄っすらと雪が残る南アルプス連峰、そして右前方には八ヶ岳の雄大な姿が目に飛び込んでくる。
アウトバックは2.5Lと3.6Lの2エンジンがラインナップされている。今回は後者の3.6Lモデルを選んでみた。
結果は大正解。低速域から余裕たっぷりに湧き上がるトルクは、発進時からまるで大きなトレーラーに後押しされているかのようで、僅かなアクセル踏力で心地よい加速が楽しめる。高速道路や、山道ではまったくストレスなく走り抜けてくれるのだ。
これもドライブの楽しみ方
アウトバックの余韻に浸りながら、八ヶ岳の麓、長坂インターを降りる。 ここからは標高1276mに位置する清里高原へ向けてただひたすら高原道を走る。
次第に民家が減りはじめ、ログハウスのペンション群や白樺の森の間を走っていると、徐々に高原へ来たことを実感させてくれる。
車内に流れるシャーデーのBGMが、なんとも心地良い時間の流れを誘う。見事にスムースな瞬間だ。
木漏れ日や、オープンルーフから入る鳥のさえずりも、普段都会では出会えない風情だけに、ドライブの楽しさも一段と増してくる。
長坂インターから走ること約20分、八ヶ岳の大峡谷にかかる八ヶ岳高原大橋を渡り、清里高原に到着。
新宿を出発して約2時間半が経つが、ノンストップでもまったく疲れを感じさせないアウトバックは流石だ。
クルマを停め、散歩がてらに森の遊歩道を歩いてみる。初夏の6月下旬だというのに、ここはまだ若干の肌寒さを感じる。でも空気は本当においしい。
時計を見れば11:30分。さて、高原のランチは何を食べようか。
To be Continued・・・
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