【美女の乗るクルマ】-scene:12- スバル フォレスター × 森脇亜紗紀(1/3)

  • 筆者: 安藤 修也
  • カメラマン:小林 岳夫 Model:森脇 亜紗紀

ミステリアスなヒッチハイカー森脇亜紗紀の想いとは

亜紗紀が僕の部屋に住み着いたのは、ちょうど昨年の今頃だ。それは愛車を買い換えた時期とほぼ重なる。

新しく買ったのは、スバルの新型フォレスターだった。それまで中古のインプレッサに乗っていた僕が、どうして突然、新車を買えたのかといえば、それはまだ誰にも話したことのない秘密のおかげである。宝くじが当たった。

もちろん亜紗紀にも話していない。果たして、彼女はそのことに感づいているのか、時折、僕がドキッとするような言葉を放つのだった───。

(この物語はフィクションです。)

>>スバル フォレスター × 森脇亜紗紀 フォトギャラリー

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亜紗紀はいつも早朝に起きて、フォレスターのキーを手に取り、ガレージのシャッターを開け、近所の海へ出かけてゆく。僕はその時、まだ半分夢の中だ。やがて亜紗紀が帰宅して、朝食を作る際に生じる小さな音と香ばしい匂いで、僕はベッドからはい出しはじめる。

昨年の春、億単位の金額が当選したことを知り、僕は勤めていた会社を辞めた。しかし、別にやりたいこともなかった。家を買ってあげたくなるような家族もいなかったし、ブランドものが好きな恋人もいなかった。とりあえず、モデルチェンジしたばかりのフォレスターを買って、日本一周の旅に出ることした。

フォレスターを選んだ理由はこうだ。まず、街でよく見かけるようになったこと。もともと目立ちたがり屋とは正反対の僕にとって、よく見かけるということは、大きな選択理由となった。

また、5代目フォレスターはフルモデルチェンジでありながら、いい意味で、“代わり映えのしない”デザインだった。先代モデルから引き継いだ、SUVらしい力強さがあって、機能性が凝縮されたようなスタイリングは、ずっと憧れだったのだ。

もちろん中身だって魅力的だ。言うまでもなく、水平対向エンジンにモーターアシストをプラスした「e-BOXER」車を選んだ。

SUVなのに低燃費なら、給油回数を減らせて、旅が快適になることが予想された。それでいて、旅の途中でどんな道に遭遇しても乗り越えられそうな、高性能なAWDによる高い走破性能を備えているのが決め手となった。

亜紗紀を拾ったのも、その旅の途中だ。彼女はヒッチハイカーにしては、上品な面持ちだった。フォレスターを道端に止めると、「乗せて」とひと言だけ言って、さっさと助手席のドアを開け、車内に入り込んできた。その顔を見て、素直に「いい女だ」と思ったことを覚えているが、まさかそのまま最後まで一緒に旅をし、さらに同棲することになるとは、あの時は想像だにしていなかった。

「今日は一緒に、遠くの海へドライブに行きたいな」

出会った時のことを思い出しながら朝食を食べていると、亜紗紀はあどけない笑顔でそう言った。毎朝、海へ行っているのに、まだ海を見たいの? と言おうとしたが、日々、開店休業状態の僕には特に断る理由もなく、手早く服を身につけると、二人でフォレスターに乗り込み、自宅を後にしたのだった。

>>胸の鼓動を、彼女に感づかれないようにするのに必死だった[次ページ]

スバル/フォレスター
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新車価格:
286万円317.9万円
中古価格:
10万円385.6万円
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安藤 修也
筆者安藤 修也

1976年生まれ。埼玉県出身。ベストカー、CARトップ、GetNaviの各編集部勤務を経て、2010年より清水草一率いるフリーランス集団『フォッケウルフ』に所属。現在は、素浪人エディター&ライターとして、自動車専門誌、一般誌、Webなどで幅広く活動中。記事一覧を見る

監修トクダ トオル (MOTA編集長)

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