スバルの人気SUV、フォレスターがフルモデルチェンジ!新型で変わったもの、変わらないものとは!?(2/2)

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ドカーンと出るパワーより街中でキビキビ走ることを重要視

パワートレインは直噴化&約90%の部品が刷新された2.5リッターNAを搭載。4代目の170hp/174lb-ft(235Nm)から182hp/176lb-ft(238Nm)と出力向上と燃費も改善。トランスミッションはCVTのみの設定である。スバルファンの中にはターボモデルが消えたことを残念がっている人もいるが。

「ドカーンと出るパワーより街中でキビキビ走ることを重要視しました。2.5リッターは従来モデルよりも出力も出ていますし燃費とのバランスも取れていますので、最適な選択だと考えています。ターボがない=スポーティではないと言う意見も聞きますが、間違いなくスポーティですので(布目)」。

とは言うものの、日本仕様は加えて2L+モーターのハイブリッドが設定されると言う噂も聞いている。また筆者はターボモデルは“ノーマルには”用意されないが、STIスポーツに設定されるのではないかと思っている。

いい物であれば世界のどこでも通用すると思っています

プラットフォームはSGP(スバル・グローバル・プラットフォーム)を採用。開発段階からSUVを想定したことにより、基本性能の高さは現行型XVで証明されている。フォレスターの採用に辺り最適化はもちろん、SGP自体の熟成による深化も盛り込まれている。

「SGPは『走り』や『静粛性』、『振動を抑える』ことに有効です。凸凹に対していかに足をたくさん動かして振動を上に残さない……当たり前のことですが高いレベルで実現できました。4代目もビックマイナーチェンジでも結構頑張ったのですが、やはり素性は重要です。走りに関しては全ての性能をバランスよくレベルアップさせていますが、ドライバーだけでなく全ての乗員が快適に過ごせるセットです。足回りの味付けは基本グローバル1スペックです。いい物であれば世界のどこでも通用すると思っています(布目)」。

X-MODEは新たにモード切り替え式に

得意のオフロード性能は4代目同様に220mmの最低地上高やアプローチアングル/ディパーチャーアングルを最大限に確保。AWDシステムはACT-4+X-MODEを継承するが、X-MODEは新たにモード切り替え式(ノーマル/スノー&ダート/ディープスノー&マッド)となっている。

「ユーザーに聞くと『X-MODEを使ったことがない』と言う人が多かったので、新型では路面状況に合わせて切り替えスイッチを設けました。マルチファンクションディスプレイの表示も解り易くしています(布目)」。

先進安全装備に関しても抜かりなく、スバル独自の運転支援システム「アイサイト」を全車標準装備。後退時自動ブレーキや後側方警戒システム、ステアリング連動ヘッドランプ、ハイビームアシストに加えて、新たにスバル初採用となる「ドライバーモニタリングシステム」を搭載している。

「これは凄く便利な機能です。基本はわき見/居眠りを推定して注意を促すことで安全運転をサポートしますが、登録したドライバーを顔認証で判断しドアを閉めるとシートポジションやドアミラー角度、空調設定などを自動で調整してくれます(布目)」。

このように全てが刷新された5代目。「実際にステアリングを握ればその進化に驚くと思います(布目)」と自信を見せる。気になる日本での発売だがそう遠くはなさそうだ。現在スバルのサイトのフォレスターのページにメールマガジン登録の案内があるが、対象期間は3月14日~6月30日、と言う事は7月登場なのか!?

[Text:山本 シンヤ/Photo:SUBARU]

スバル 新型フォレスターの主要スペック

スバル 新型フォレスターの主要スペック
車種名スバル フォレスター(5代目・米国仕様)スバル フォレスター(4代目)

グレード

ーー

2.0i-L アイサイト

駆動方式

AWD

AWD

トランスミッション

リニアトロニックCVT

リニアトロニックCVT

価格(消費税込)

未発表

2,689,200円

カタログ燃費

未発表

16.0km/L

全長

4,625mm

4,610mm

全幅(車幅)

1,815mm

1,795mm

全高(車高)

1,730mm

1,715mm

ホイールベース

2,670mm

2,640mm

乗車定員

5人

5人

車両重量(車重)

未発表

1,510kg

エンジン

FA25型

2.5L水平対向4気筒DOHC直噴

FB20型

2.0L水平対向4気筒DOHC

排気量

2,498cc

1,998cc

エンジン最高出力

182hp/5800rpm

109kW(148PS)/6200rpm

エンジン最大トルク

176lb-ft/4400rpm

35.7kgf-m(350N・m)/2000-5600rpm

燃料

未発表

無鉛プレミアムガソリン(ハイオク)

タイヤサイズ

ベースグレード:225/60 R17

スポーツグレードと上級グレード:225/55 R18

225/60R17

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山本 シンヤ
筆者山本 シンヤ

自動車メーカー商品企画、チューニングメーカー開発を経て、自動車雑誌の世界に転職。2013年に独立し。「造り手」と「使い手」の両方の気持ちを“解りやすく上手”に伝えることをモットーに「自動車研究家」を名乗って活動をしている。西部警察は子供時代にリアルでTV放送を見て以来大ファンに。現在も暇があれば再放送を入念にチェックしており、当時の番組事情の分析も行なう。プラモデルやミニカー、資料の収集はもちろん、すでにコンプリートBOXも入手済み。現在は木暮課長が着るような派手な裏地のスーツとベストの購入を検討中。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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