米テキサス発「トラック・オブ・ザ・イヤー」の舞台裏(2/3)

米テキサス発「トラック・オブ・ザ・イヤー」の舞台裏
【手前から】DODGE ジャーニー/リンカーン MKX ジープラングラーアンリミテッド GMC シエラ 【手前/中】トヨタTACOMA 【奥】フォード・エクスプローラースポーツトラック フォード F150ロング トヨタ FJクルーザー 【手前】日産エクステラ 【奥】DODGE・ラムトラック フォード F150ショート 画像ギャラリーはこちら

まずはパーティで盛り上がって・・・「本番」はその後で!?

開催初日は、パーティだけ?

10月20日(木)午後6時半、テキサス州南部の観光地「サンアントニオ・マリオット・リバーセンターホテル」のロビーに参加者全員が集合した。

日・米・欧・韓の自動車メーカー関係者、さらに選考に参加するメディア関係者など、ざっと150人ほどがパーティ会場のレストランを目指し、市内をぞろぞろと歩く。

途中「アラモの砦」など有名観光ポイントを眺めなら、楽しくおしゃべり。徒歩15分ほどで、地元の有名ステーキレストランに到着した。

関係者の挨拶なんて、ほんの5分。「じゃ皆さん、楽しんで下さい!」という声で、ビュッフェ形式でステーキやらタコスやら食べながら、ビールやテキーラをガンガン。

午後8時半過ぎ、中締め。その後、ホテルの36階の特設事務局が特設バーとなり、深夜まで飲みまくり。

ちなみに筆者は同日、フロリダ州での学会取材から移動してきた疲れがあり「深夜飲み」には付き合わず。

【手前から】DODGE ジャーニー/リンカーン MKX

翌日21日(金)、午前7時半過ぎにホテル発。クルマで約40分移動して牧場へ。

試乗時間は午前9時30分~午後12時、昼食を挟んで、午後1時~5時。

試乗車は、敷地内にカテゴリー別で整列。

これを、62人のメディア関係者(テキサス州内の新聞、雑誌、ウエブの他、全米レベルのメディア関係者も参加。海外メディアは、テキサス州内在住の筆者のみ)がアットランダムに乗るのだ。

GMC シエラ

ほとんどの試乗車で、メーカー関係者が助手席に同乗する。

同関係者はそのクルマのチーフエンジニアだったり、本社営業部門担当者だったり、地方部門のPR担当者だったりと様々。こうして選考員はそれぞれの立場の人たちと、クルマの性能だったり、実際の顧客の声だったり、様々な情報交換を車内でするのだ。

コースはオフロードが主体で、トランスファーに「4L」設定のあるフルタイム4WDは岩場急斜面を含む約3kmのフルコースへ、パートタイム4WDはフラットなダートの約2kmで試乗。

その他、ステアリングホイールに「On Road Only」をステッカーが貼られたプレミアムSUVなどは、牧場周辺の一般ワインディングロードを走る。

夕食は同牧場でバーベキュー。ホテル着は午後9時。

各メーカー関係者他はその後、ご当地の有名観光スポット・リバーウオーク周辺で深夜まで盛り上がったとか・・・。筆者は各種原稿書きのため「夜の街ツアー」には同行せず。

翌22日(土)、午前9時から牧場で試乗再開。

午後12時で昼食を挟み、午後2時30分に終了。結局この2日間で筆者は、それまでに試乗体験のなかった31台を試乗した。その後、事前に配布されていた投票書類に各部門のトップ3の名前を記載。同書類は無記名で主催者側に提出した。

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桃田 健史
筆者桃田 健史

日米を拠点に、欧州、BRICs(新興国)、東南アジアなど世界各地で自動車産業を追う「年間飛行距離が最も長い、日本人自動車ジャーナリスト」。自動車雑誌への各種の連載を持つ他、日経Automotive Technologyで電気自動車など次世代車取材、日本テレビで自動車レース中継番組の解説などを務める。近著「エコカー世界大戦争の勝者は誰だ?」(ダイヤモンド社)。1962年東京生まれ。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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