デトロイトモーターショー2011 最新!現地速報レポート(2/2)
- 筆者: 桃田 健史
- カメラマン:桃田健史
「プリウスv」「シビック コンセプト」ほか、ヒュンダイやKIAに注目が集まる
日系では、トヨタが「プリウスv」を発表。
「v」は英語のversatility(多様性)の頭文字。寸法は全長x全幅x全高=4,615mmx1,775mmx1,575mmで、パッと見た目はひと回り大きな「プリウス」のイメージだ。
パワートレインは「プリウス」を継承しながら、車両重量増に対応した改良を行った。エンジンの最大出力は73kw、最大トルクは142Nm、モーターの最大出力は60kw、最大トルクは207Nm。バッテリーはニッケル水素二次電池を使用する。
また、北米トヨタ関係者は「これはあくまでも北米モデル」と日本国内の販売についての明言を避けた。だが、他の日系自動車メーカー関係者の間では、「プリウスv」は日本で「別の名前」で登場するという説が有力だ。
ベンチャー系では、テスラが2012年半ばに発売予定の5ドアハッチバック電気自動車「モデルS」のシャーシを公開。
オールアルミで、モーターとECUを一体化させたパワーユニットをリア車軸に搭載する。
リチウムイオン二次電池は、同社「ロードスター」と同じく18650(直径18mmx高さ65mmの円筒形)を電池パック化。
搭載は車体の床下になり、低重心化を狙う。サスペンションはエアサスをオプション設定する予定だ。
中国のBYDは今回、2011年からの北米販売を発表した。
プラグインハイブリッド車「F3DM」、電気自動車「e6」を実証試験投入したのち、一般販売する。また北米市場を意識したSUVのプラグインハイブリッド車「S6DM」を世界初公開した。
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