新型レガシィ アウトバック、実は日本仕様と北米仕様でかたちが違った! カッコいいのはどっち!?

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スバルが2021年10月に「レガシィ アウトバック」をフルモデルチェンジする。2021年9月2日には先行して国内仕様車も公開された。しかし海外のクルマ事情に明るい方なら、スバルは既に北米向けには2019年に先行してフルモデルチェンジを実施していることをご存じかもしれない。実は細かいところだが、ディテールを見比べてみると異なる点は多いのだった。

目次[開く][閉じる]
  1. 北米では2019年より発売済みの新型「アウトバック」、日本仕様との違いはエンジンにあり
  2. 北米に先駆け、日本仕様からマイナーチェンジデザインが採用か
  3. 北米仕様にも“ワイルド”な新ラインナップ「ウィルダネス」が追加

北米では2019年より発売済みの新型「アウトバック」、日本仕様との違いはエンジンにあり

1995年、当時まだSUVモデルを持っていなかったスバルが、ステーションワゴン「レガシィツーリングワゴン」をベースに誕生させたクロスオーバーSUVモデルが「アウトバック」だ。日本では「レガシィ グランドワゴン」「レガシィ ランカスター」の名称変更を経て、2003年登場の3代目モデルより世界統一で“アウトバック”を名乗るようになっている。

今回発表された新型で6代目となる。

日本仕様の新型アウトバックに搭載されるのは、レヴォーグなどにも積まれる水平対向4気筒 1.8リッター DOHC 直噴ターボエンジン(最高出力177ps/最大トルク300Nm)。

いっぽうの北米向けアウトバックは、搭載されるエンジンからして違う。先代アウトバック同様の水平対向4気筒 2.5リッター(最高出力182hp/最大トルク176lb-ft)に加え、2.4リッターターボエンジン(最高出力260hp/最大トルク277lb-ft)の設定があるのだ。これはスポーツエンジンというよりは、北米向けに従来あった6気筒 3.6リッターモデル後継で、大排気量車並みのパワーが必要だったためである。

北米に先駆け、日本仕様からマイナーチェンジデザインが採用か

日本仕様の新型アウトバックのボディサイズは、全長4870mm×全幅1875mm×全高1675mm(Limited EX)と、国内スバル車最大のサイズとなる。

対する北米仕様は、全長4859mm×全幅1854mm×全高1679mm(インチ表記をミリメートルに換算)で、以外にも! 日本仕様のほうが全長や全幅が大きいことがわかる。

そして改めて両車を見比べてみると、北米仕様のフェンダー樹脂(黒い素材色)部分は、丸いフェンダーアーチに沿った一般的な形状なのに対し、日本仕様はワイド化され、凝った形状に進化していることがわかる。またフロントグリル周りやバンパー部などの形状も、フェンダーの新デザインに合わせアップデートされているようだ。

これはおそらく遅れて導入となった日本仕様発売に際し、北米向けに先行しマイナーチェンジ後の新デザインが採用されたものとみられる。

北米仕様にも“ワイルド”な新ラインナップ「ウィルダネス」が追加

しかし北米向けにも、日本にはない新たなラインナップも追加されている。それが「アウトバック ウィルダネス」だ。

こちらには日本仕様に似た新形状のオーバーフェンダーが備わり、さらに車高もさらにリフトアップされたことで、ワイルドさが増している。オフロード走行時の走破性向上を狙った、新たなイメージリーダーとして導入されるようだ。

アウトバック ウィルダネスのボディサイズは全長4859mm×全幅1895mm×全高1699mmと、他モデルよりも大きなサイズだ。日本への追加導入も期待されるところである。

[筆者:MOTA(モータ)編集部 トクダ トオル/撮影:SUBARU]

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筆者トクダ トオル(MOTA)

昭和44年生まれ。週末は愛車に乗って(時に鉄道に乗って)家族とともにドライブやキャンプを楽しむ1児のパパ。自動車メディアに携わるようになってから15年余りが経過。乗り換えに悩むユーザーの目線に立った平易なコンテンツ作りを常に意識し続けている。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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