いくつ知ってる!? もうすぐ絶版のホンダ S660 特別仕様&限定車を全部見せ!

  • 筆者: MOTA編集部
  • カメラマン:Honda
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ホンダの軽オープンスポーツカー「S660」が、惜しまれつつ2022年3月に生産を終了することが明らかにされた。2015年の発売開始から約3万2000台を販売したS660には、デビュー以来数々の特別仕様車やスペシャルモデルが用意され、それぞれが支持を集めていた。

ファイナル特別仕様車「Modulo X Version Z」発売を記念して、これら歴代特別仕様車を振り返ってみよう。

特別仕様車「S660 Modulo X Version Z」を写真でチェックしてみる![フォトギャラリー]

目次[開く][閉じる]
  1. 意外と多い! S660の特別限定モデルの数々
  2. S660を代表する2大スペシャルモデル“Modulo X”と“Neo Classic”
  3. ファイナルを飾るのはスペシャルモデルにして特別仕様車の“Version Z”

意外と多い! S660の特別限定モデルの数々

ホンダ S660には、ファイナルモデル「S660 Modulo X Version Z」を含め、全部で5つの特別仕様車が設定されている。今回は歴代の特別仕様車・限定車と、S660の歴史を飾る2大スペシャルモデル“Modulo X(モデューロエックス)”と“Neo Classic(ネオクラシック)”についてまとめてご紹介しよう!

S660発売記念 特別限定車「S660 CONCEPT EDITION(コンセプト エディション)」[2015年4月2日発売/660台限定]

2015年3月30日に発表されたホンダの軽2シーターオープンスポーツカー「S660(エスロクロクマル)」。そのデビューを記念し、さっそく用意されたのが特別限定車の「S660 CONCEPT EDITION(コンセプト エディション)」だ。

これは2013年の「東京モーターショー2013」で公開した「S660 CONCEPT」をモチーフにしたもので、ボディーカラーはプレミアムスターホワイト・パールのみ。限定台数は車名に合わせた660台だ!

赤いルーフやシリアルナンバープレート、専用レッドステッチ付アシンメトリーカラーレザーシート(運転席)などのレアアイテムが盛り込まれたもので、販売価格は238万円(税込み・当時)。瞬く間に売り切れとなった。

S660 α特別仕様車「Bruno Leather Edition(ブルーノ レザー エディション)」[2017年6月2日発売]

続いて登場したS660の特別仕様車は「Bruno Leather Edition(ブルーノ レザー エディション)」。ジャズブラウンのインテリアでコーディネイトしたオシャレなモデルだ。

ボディカラーは特別色ベルベットマルーン・メタリックのほか、プレミアムスターホワイト・パール、アドミラルグレー・メタリックの3色設定。

2017年6月2日に発売され、同年11月30日まで期間限定で販売されている。価格は228万円(消費税込・当時)。6速MTとCVTから選択出来た。

S660 β特別仕様車「#komorebi edition(コモレビ エディション)」[2017年11月10日発売]

続いては、ちょっとかわいらしいカラーリングが気になる特別仕様車「#komorebi edition(コモレビ エディション)」だ。

専用色「ヒダマリアイボリー・パール」やブラウンルーフトップ、ライトタンインテリアの組み合わせにより、親しみやすさを表現した。

ホンダでは声高にアピールしていないが、カタログ写真は女性オーナーが走行するシーンで、6速MTは設定せずCVT専用モデルとするなど、全体に女性層へ訴求する内容となっている。メーカーオプションのシティブレーキアクティブシステムも標準装備していた。

デビュー時のS660は、α(218万円)とβ(198万円)の2グレード設定があったが、#komorebi editionは廉価なβをベースにし、価格は208万円(消費税込・当時)。

ボディカラーはヒダマリアイボリーのほか、プレミアムスターホワイト・パール、フレームレッドの3色から選ぶことが出来た。2017年11月10日から2018年1月31日までの期間限定で販売された。

S660 α 特別仕様車「Trad Leather Edition(トラッドレザーエディション)」[2018年12月21日発売]

2018年12月21日に発売されたのは、S660 α 特別仕様車「Trad Leather Edition(トラッドレザーエディション)」だ。

英国の古典的なスポーツカーを思わせるブリティッシュグリーン・パールに似合うブラウンロールトップと、専用のライトタン×ブラックのトラッドレザーインテリアが組み合わされる。ブラッククリア塗装のアルミホイールも専用品だ。

6速MT・CVT共に価格は227万5560円(消費税込・当時)。

ボディカラーはグリーンのほか、プレミアムスターホワイト・パール、ナイトホークブラック・パールからチョイス可能だ。

S660を代表する2大スペシャルモデル“Modulo X”と“Neo Classic”

ホンダ S660 Modulo X(モデューロ エックス)[2018年7月6日発売]

ホンダの純正アクセサリーを手がけるホンダアクセスが造り上げたコンプリートカー「Modulo X(モデューロ エックス)」がS660に設定されたのは2018年7月6日のことだった。

専用エアロパーツは空力性能のみならず、操縦安定性の向上にも寄与する設計。リアにはガー二ーフラップ付のリアアクティブスポイラーを備える。また専用サスペンションは5段階減衰力調整機構付と、熟練のエンジニアによる匠の技を全方位に投入した。

インテリアはボルドーレッドでコーディネイト。単なる走り屋モデルではなく、大人のための上質な1台であることをアピールする。

価格は6速MT・CVT共に285万120円(消費税込・発売当時)。ボディカラーは全7色から選ぶことが出来た。S660の性能と走りをさらに極めたフラッグシップモデルである。

S660 Neo Classic(ネオクラシック)[S660 Neo Classic KIT][2018年8月30日発売]

東京オートサロン2016に登場し話題を呼んだコンセプトカーをベースに、2018年9月21日より発売を開始した「S660 Neo Classic」は、世間を大いに驚かせたカスタイマイズモデルだ。

往年のホンダスポーツ「S800」を想わせるクラシカルなスタリングだが、新車として売られたわけではなく、外装キット「S660 Neo Classic KIT」として販売したものだ。

キットは未塗装で、各ボディカラーに塗装の上、外装部品やライトユニットなどをベース車から組み替えて架装する。なおModulo X以外の各S660に装着可能だ。

ホンダではキット販売のほか、S660の中古車にNeo Classic KITを架装したカスタマイズカーも販売した。S660 Neo Classic KITの価格は129万6000円(消費税込)となっている。

ホンダ S660 Modulo X(マイナーチェンジモデル)[2020年1月31日発売]

デビューからおよそ5年が経過した2020年1月10日、S660のマイナーチェンジに合わせ、S660 Modulo Xも改良が施された。

外装では、アルミホイールが新色のブラックスパッタリング仕上げとなったほか、ドアミラーカバーの色をナイトホークブラック・パールに変更。

室内では人工皮革アルカンターラの適用部位を拡大し、さらに上質さに磨きをかけた。専用スポーツレザーシートのデザイン形状も変更が入っている。

価格は6速MT・CVT共に304万2600円(消費税込)と、300万円の大台に突入した。

ファイナルを飾るのはスペシャルモデルにして特別仕様車の“Version Z”

特別仕様車「S660 Modulo X Version Z」[2021年3月12日発売]

2021年3月12日、遂にホンダからS660の終了を告げる案内が発表された。1年後の2022年3月、S660が生産終了となる。

ホンダでは長年支持してくれたファンへの感謝を意味を込め、s660最後の特別仕様車となる「S660 Modulo X Version Z」を発売する。

S660 Modulo X Version Zは、その名の通りModulo Xの特別仕様車。内外装を特別な仕立てとしたモデルだ。

外装では、専用色「ソニックグレー・パール」やブラッククローム調のエンブレム、ステルスブラック塗装のアルミホイールなど、ファイナルモデルに相応しい特別な仕立てとした。

内装もカーボン調加飾などでスポーティに演出する。さらに、取り外してバッグにも使えるModulo Xロゴの入った専用シートセンターバッグも装備した。

ちなみにVersion Zの“Z”とは、アルファベット最後の文字で、文字通り「終わり」を意味する。往年の軽スポーツカー「ビート」でも、ファイナルモデルとしてVersion Zが設定されており、同様のネーミングとしたのだという。

Modulo X Version Zに限定台数の発表はない。しかし、もともと生産台数の少ないモデルであることに注意が必要だ。

S660を新車で手に入れるラストチャンスのため、注文が殺到する可能性もある。まだ1年あるさとのんびり構えず、早めに動いたほうがいいだろう。

ホンダ/S660
ホンダ S660カタログを見る
新車価格:
203.2万円315万円
中古価格:
109.5万円506.2万円

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MOTA編集部。編集部員は、自動車雑誌の編集者やフリーランスで活動していた編集者/ライター、撮影も同時にこなす編集ディレクターなど、自動車全般に対して詳しいメンバーが集まっています。

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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