クロカンだけじゃない！イケイケな三菱のスポーツカー3選
- 筆者： MOTA編集部
三菱といえばパジェロに代表される4輪駆動車を思い浮かべますが、スポーツカーも忘れてはなりません。かつて三菱はハイパワースポーツカーやFFスポーツカーなど、さまざまなモデルを販売し、歴史的に名を残す名車やヒット車種を生み出してきました。今回は、そんな三菱の名スポーツカー3車種ご紹介します。
三菱のフラッグシップを務めていたハイテクスポーツカーGTO
低く構えたスタイリングが特徴の三菱 GTOは1990年にデビュー。4輪すべてを制御する「オール・ホイール・コントロール理念」のもと、4輪駆動と4輪操舵のシステムを搭載していました。
低いボンネットに収められているのは、3.0リッターV型6気筒エンジン。エンジンバリエーションは、自然吸気とツインターボの2種類を展開しています。中でも、ツインターボエンジンは当時の自主規制いっぱいの280馬力を発生していました。
レースでも活躍していた
日本では自主規制によって280馬力に抑え込まれていましたが、輸出仕様では325馬力を発生。このハイパワーなツインターボエンジンと、トラクション性能に優れた四輪駆動を組み合わせることで、ドラッグレースのベース車両としても活躍します。また国内のレースにおいては、1991年から1996年までN1耐久選手権に参戦。当時レースの世界では最強だった日産 スカイラインGT-Rと、互角のレースを繰り広げていました。
三菱 GTOの中古車相場
■中古車掲載台数：24台
■中古車相場：69.9万円～400万円（応相談含む）
※中古車掲載台数および相場は、2020年10月21日時点のデータ
世界基準のスポーツカー ポルシェと互角だったスタリオン
三菱 スタリオンは、1982年に「ヘラクレスの愛馬、アリオンが今、星になって帰ってきた」のキャッチコピーでデビューした3ドアノッチバッククーペです。
1984年、国産市販車初の可変バルブ機構式3バルブエンジンにインタークーラーターボを組み合わせた「シリウスDASH3×2」搭載の「2000GSR-V」が登場。スタリオン2000GSR-Vは、加速対決、高速巡航、直進安定性において、ポルシェ 924ターボと互角の戦いを繰り広げました。
テレビドラマでも活躍し、限定車も登場
1989年、石原プロモーションが制作したテレビ朝日のドラマ「ゴリラ・警視庁捜査第8班」で、ガルウィングドアに改造されたスタリオンが登場。ドラマに登場したガルウィング仕様のスタリオンは、後に5台限定で販売されました。
三菱 スタリオンの中古車相場
■中古車掲載台数：8台
■中古車相場：131万円～252.7万円（応相談含む）
※中古車掲載台数および相場は、2020年10月21日時点のデータ
映画「ワイルド・スピード」でもお馴染み！ 2代目エクリプス
1995年に日本で発売が開始された三菱 2代目エクリプスは、アメリカで製造され日本に輸入する形で販売されました。逆輸入車であるため、ハンドル位置は左のみ。全長4395mm、全幅1745mm、全高1295mmのコンパクトなボディに、230馬力を発生させるターボエンジンを搭載し前輪を駆動させます。
1996年にソフトトップルーフの「スパイダー」を追加しラインナップを拡大。2代目エクリプスは1999年まで販売され、4代目に当たるエクリプススパイダーが2004年に登場するまで、日本市場での展開は一旦ストップすることになります。
販売期間を過ぎてから人気が急上昇
2代目エクリプスは、2001年に公開された映画「ワイルド・スピード」で、主人公ブライアンが乗る最初の車として登場。劇中では敵対するグループに襲撃され、大爆発で最後を迎えるというシーンが印象的です。
三菱 2代目エクリプスの中古車相場
■中古車掲載台数：5台
■中古車相場：61万円～120万円
※中古車掲載台数および相場は、2020年10月21日時点のデータ
▼これまでご紹介した名車はコチラ！▼
【PR】MOTAおすすめコンテンツ
MOTA編集部。編集部員は、自動車雑誌の編集者やフリーランスで活動していた編集者／ライター、撮影も同時にこなす編集ディレクターなど、自動車全般に対して詳しいメンバーが集まっています。
自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。
この記事にコメントする