【頭文字Dクルマ紹介】「R32GT-R」に「スポーツシビック」も登場! 妙義ナイトキッズの愛車達

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緊急事態宣言は解除されたけど、まだまだ思うように外出ができず悶々と過ごしている、なんてことありませんか!? それならば家でクルマ漫画を読みふけってみるというのも立派なリフレッシュ! ということで、今回はあのクルマ漫画の金字塔、「頭文字D」(イニシャル・ディー)に登場する走り屋チームの愛車を紹介していきます!

目次[開く][閉じる]
  1. 今回は「妙義ナイトキッズ」の愛車を紹介!
  2. 日産 スカイラインGT-R V-spec II/中里毅
  3. ホンダ シビック SiR II/庄司慎吾

今回は「妙義ナイトキッズ」の愛車を紹介!

頭文字Dに登場する走り屋チームのメンバーの愛車を紹介する第3弾は、赤城山、榛名山(秋名山のモデルとなった山)とともに上毛三山のひとつに数えられる妙義山をホームコースとする「妙義ナイトキッズ」です。

妙義ナイトキッズはリーダーの中里毅とNo.2の庄司慎吾が主力となるチームですが、実力で勝利をつかもうとする中里に対し、勝つためなら手段を選ばない慎吾による派閥争いが巻き起こっており、ガラの悪いメンバーが揃っていることも相まって、登場時はかなりダーティなイメージのチームとなっていました。

日産 スカイラインGT-R V-spec II/中里毅

リーダーの中里の愛車は第2世代GT-Rとも言われるR32型のスカイラインGT-R。その中でも最終年となる1994年に登場したVスペックIIを愛用しています。

このVスペックIIは、1993年にブレンボ製ブレーキや17インチのBBSホイールなどを装着したVスペックをベースに当時認可されたばかりの45サイズのタイヤ(245/45R17)を装着したR32型スカイラインGT-Rの最終進化系とも言えるモデルでした。

中里の愛車はこのVスペックIIをベースにチューニングを施し、400PS弱の出力を発生。フロントバンパーはホモロゲーションモデルのNISMOに装着されていたダクト付きのものに変更されています。

狭い峠で振り回すには十分なパワーを持つ中里のGT-Rですが、本人は車両のパワー差ではなくドライビングテクニックで勝負したいということで、藤原拓海とはパワー差の出にくいダウンヒルで戦うことになりますが、フロントヘビーなGT-Rは徐々にタイヤが厳しくなり、コーナー出口で拓海に並びかけたところでスピン。そのまま右リアをガードレールにヒットさせてしまって勝負ありとなってしまいました。

このときのセリフ「また板金7万円コースかな……」は広く知られるものですが、バトル中のスピンからのクラッシュで7万円程度の板金で直るダメージで収めるのはさすが中里と言えるかもしれません。

ホンダ シビック SiR II/庄司慎吾

妙義ナイトキッズのNo.2である庄司慎吾は、ダウンヒルでは中里のタイムを上回ることもあるほどの実力の持ち主。そんな彼の愛車は5代目のEG型と呼ばれるシビックです。

慎吾のシビックはNAエンジンながらリッター100馬力超を達成したB16A型VTECエンジンを搭載するSiR IIで、ファインチューニングによって185PSを発生させる設定となっていました。ちなみにSiR IIがあるということはSiRもあるのですが、こちらはパワステも備わらない競技ベース的なグレードで、日常使いもする慎吾がSiR IIをチョイスしたのは当然と言えるでしょう。

勝つためには手段を選ばない慎吾が拓海との勝負で持ちかけたのは、ガムテープデスマッチと呼ばれるもの。これは右手をステアリングにガムテープで固定して走るというもので、カウンターステアが必要なFR車に不利なものでしたが、類稀なるドライビングテクニックを持つ拓海は瞬時にゼロカウンターで走る方が速いと気づき、ペースアップ。

それならばとバンパープッシュでハチロクをクラッシュさせようとする慎吾でしたが、360度ターンでクラッシュを回避されると、怒れる拓海に猛追されついにパスされてしまいます。そこで最終手段のダブルクラッシュを目論みますが、拓海の速さに単独クラッシュとなり、妙義ナイトキッズの2台はともにクラッシュでの幕切れとなったのでした。

ちなみにホンダ党と思われる慎吾は、連載当時に「ホンダがFR作ってくれれば乗り換える」というコメントを残していましたが、当時はS2000発表前であり、S2000発表後には「欲しいけどビンボーなんだよ」と苦しい胸の内を吐露していました。

ということで、大所帯な設定ながらストーリーに関わるのは2名だけという妙義ナイトキッズでしたが、ダーティなイメージの慎吾もこの後は丸くなり、中里もちょこちょこ登場するなど、息の長いキャラクターになったのは意外でしたね。

連載当時は手ごろ価格だったR32GT-RやEGシビックも、今では高値安定のコレクターズアイテムとなっていますが、これも時代の流れということなのでしょうか……。

[筆者:小鮒 康一]

☆次回予告☆

このコーナーでは、クルマ漫画の金字塔「頭文字D」に登場する走り屋チームの愛車を紹介していきます!

次回6/21(日)は、「インパクトブルー」&「小柏親子」の愛車を紹介します。お楽しみに!

日産/スカイラインGT-R
日産 スカイラインGT-Rカタログを見る
新車価格:
555.3万円693万円
中古価格:
418万円7,730万円
ホンダ/シビック
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新車価格:
324.1万円398.1万円
中古価格:
39万円460万円

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小鮒 康一
筆者小鮒 康一

1979年5月22日生まれ、群馬県出身。某大手自動車関連企業を退社後に急転直下でフリーランスライターへ。国産旧車に造詣が深いが、実は現行車に関してもアンテナを張り続けている。また、過去に中古車販売店に勤務していた経験を活かし、中古車系の媒体でも活動中。最近では「モテない自動車マニア」の称号も獲得。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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