直線的デザインで美しい! 歴代シルビア(初代~4代目 S12)を振り返る【MOTA写真館】
- 筆者: 武内 祐徳(MOTA)
当記事では、これまでに登場した懐かしの名車を紹介! 今回は日産 シルビアの「初代CSP311(1965~68年)から4代目S12(1983~90年)」を特集。アナタにとって想い出のシルビアは、どのモデル!?
「サクッと写真をパラパラ見たい」という方は是非チェックしてみてくださいね!
今回は歴代シルビア(初代~4代目S12)を振り返り!
シルビアの歴代モデルを紹介します! シルビアの人気隆盛期といえば、90年代のS13~S15型が有名ですが、シルビアの歴史は長く、初代は1965年に登場しています。
ここでは、S13~S15しか知らないという世代や、角ばっていて渋いデザインの初代~4代目(S12)までのシルビアに乗っていたという方にも楽しんでもらえるよう、貴重な歴代シルビアの写真をフォトギャラリーとしてまとめました!
初代シルビア CSP311(1965~1968年)
クリスプルックと呼ばれ「宝石のカット」のように美しいと絶賛されたボディデザインの初代シルビア。各メーカーが量産態勢を整えていた時代には珍しく、職人の手によってハンドメイドで作られたボディ。継ぎ目もなく美しいフォルムはまさに宝石!
ユニークな2ドア2座クーペ、ポルシェタイプのボークリング・フルシンクロ式4MT、ディスクブレーキやシートベルトなど当時は画期的であった新技術も採用されていますが、それゆえの値段の高さで生産数は多くなかったそうです。
この美しいデザインと希少性ゆえに、現在では800万を超える高値で取引されるそうですよ!
2代目シルビア S10(1975~1979年)
初代シルビアの販売中止から7年、1975年に復活した2代目シルビア(S10型)は、北米向けのセクレタリーカー(大手企業の社長秘書をしている女性が乗るような車)とコンセプトを変更しています。
当時としては珍しいくらいに、北米を強烈に意識したスタイルでしたが、日本人には受け入れられず国内では販売不振に陥ったそうです。プラットフォームは三代目サニー(B210)と共通。
3代目シルビア S110(1979~1983年)
3代目シルビアはセンターピラーのないハードトップと呼ばれるノッチバッククーペで1979年に登場し、後に3ドアファストバック(ハッチバック)も追加されました。
角目4灯のマスクと当時流行した直線基調なボディラインをはじめ、専用設計カーオーディオやイルミネーションシステムなどデートカーとしての充実した装備によって大人気となり、当時、月間販売台数4000台以上のヒット作となりました。
1982年にはR30型スカイラインRS用に開発されたFJ20E(直4DOHC2.0L)搭載のRSモデルも登場し、そのスカイラインとの共通性からもヒットの要因となりました。
4代目シルビア S12(1983~1990年)
4代目シルビアは80年代のスポーツカーで流行していたリトラクタブル・ヘッドライトを搭載。エンジンは豊富なラインナップを用意し、ターボを追加したFJ20ET型は190馬力を実現しました。
しかし、低いフロントノーズなど前下がりなデザインが評価されず、残念ながら3代目シルビアほどの人気車にはなれませんでした。姉妹車はガーゼル。
歴代シルビア後編(S13~S15)もおたのしみに!
歴代シルビアS13~S15も楽しみにしていてくださいね!
次回の名車を振り返る【MOTA写真館】は!?
子供ころ憧れたスポーツカー、テレビドラマに出ていたあのクルマなど、実に多くのクルマたちが私たちの記憶の中に存在します。
MOTA写真館では、そんな懐かしいあんなクルマ、こんなクルマをプレイバック。
次回はレガシィ(BF) 編をお届け予定!
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