次期レヴォーグは新技術満載! 走りはガチでイイっ【スバルの未来Vol.3】|【未来モビリティ総研】

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スバルが2020年1月に開催した「スバル技術ミーティング」にて、今後の商品展開などを発表した。Vol.1では電動化を、Vol.2ではアイサイトの未来をお送りしたが、最後となる今回は「未来の走り」について紹介。スバル=走りというイメージだが、電動化やそれまでに考えられるスバルの走りとはどうなるのか?

>>スバルが変身した超画期的なプラットフォームの正体とは?

新プラットフォームで全車の走りと質感を大幅アップ

スバルが行うのは「更なる走行性能の引き上げ」だ。すでに5代目インプレッサを皮切りに次世代プラットフォーム「SGP(スバル・グローバル・プラットフォーム)」の展開スタートさせている。

大幅に進化した新型インプレッサの試乗レポートはこちら!

クルマの基本から見直し! 徹底的にスバルらしさを追求

「走りを極めると安全になる」と言う思想の元に、車両応答の速さ/正確性を引き上げているが、次世代は「まるで運転が上手いドライバーのような安心で愉しい走り」を目指すそうだ。

具体的にはハードウェアの進化(車体/サスペンション/空力/AWD)は細かい部分の積み重ねだが、ステアリングシステムの摩擦低減、ボルト結合部剛性解析、車体ヒステリシス解析、空力操安など、これまでSTIコンプリートカーがより注力していた「感性領域」まで徹底していくそうだ。

また、快適性能などは振動計測だけでなく医学的なアプローチを行なっていくそうだ。

地道にコツコツと、スバルらしい未来を!

3回にわたってお送りしたスバルの次世代は「革新的な技術」で一発逆転ではなく「既存の技術をより磨いていく」と言った感じだろう。そういう意味では、スバルの思想は昔も今も未来もブレないとも言えるが、逆を言えば保守的……と言われる可能性も否定できない。

新型レヴォーグには新技術が盛りだくさん!?

ただ、今回のお披露目はごく一部で、今年後半に登場予定の新型レヴォーグの登場に合わせて明らかになっていく事もあると思うが、本当の引出しはまだ開けられていないような気がしている。この辺りは賛否両論あると思うが、筆者は「あれっ、ここまでなの?」と思う一方、今回のイベントがスバルの次世代を語る「第1歩」と言うなら納得できる部分も……。

そういう意味では、今後タイミングを見て、第2/第3の技術ミーティングを期待したい。いや、開催してくれないと困る!!

次回2月24日は"空飛ぶクルマ"をご紹介! いったいどんな仕組みなのか? など気になるところを一挙に解説。

【筆者:山本 シンヤ】

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山本 シンヤ
筆者山本 シンヤ

自動車メーカー商品企画、チューニングメーカー開発を経て、自動車雑誌の世界に転職。2013年に独立し。「造り手」と「使い手」の両方の気持ちを“解りやすく上手”に伝えることをモットーに「自動車研究家」を名乗って活動をしている。西部警察は子供時代にリアルでTV放送を見て以来大ファンに。現在も暇があれば再放送を入念にチェックしており、当時の番組事情の分析も行なう。プラモデルやミニカー、資料の収集はもちろん、すでにコンプリートBOXも入手済み。現在は木暮課長が着るような派手な裏地のスーツとベストの購入を検討中。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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