高速道路で「落下物」を見つけたらあなたはどうする?正しい対処法とは【高速道路でのトラブル対処法:その2】

  • 筆者: オートックワン 編集部
  • カメラマン:NEXCO中日本

高速道路で落下物を発見した、落下物にぶつかった!

高速道路を走っているとたまに見かける落下物。大小さまざまな落下物がありますが、実際に接触したり避けたりした経験がある方も多いのではないでしょうか。

もし落下物をそのままにしておくと渋滞の原因にもなってしまうほか、後続車の事故を誘発させる可能性もあります。落下物を発見したり、落下物にぶつかってしまった際にはすみやかに通報しましょう。

高速道路利用者から通報を受けた自動車専用道路管理会社は、情報板による情報提供をただちに行ってくれます。もし電光掲示板などで「落下物」の表示を確認したら、速度を落とし注意して走行しましょう。

落下物を見つけたりぶつかった場合は以下の方法で連絡を!

非常電話から連絡する

本線上ならば1kmおき、トンネル内であれば200mおき、またインターチェンジやサービスエリア(SA)、パーキングエリア(PA)、バスストップ、非常駐車帯に設置されている非常電話から連絡しましょう。

非常電話は車外になりますので、自動車の安全な停車措置を行わないといけないほか、自身の安全確保にも十分注意してください。

関連:高速道路で事故・故障・パンクが発生!そんな時はどうしたら良い?【高速道路でのトラブル対処法:その1】

料金所やSA・PAの係員に伝える

落下物を発見したが連絡する余裕が無かった場合などは、料金所を通過する際に料金所の係員に伝えましょう。ETCを利用している場合でも、車載機からカードを抜いて提示することで、ETCと同じ料金で利用することができます。高速道路の途中で落下物を発見した場合には、最寄りのサービスエリア(SA)やパーキングエリア(PA)の係員に伝えても大丈夫です。

道路緊急ダイヤル(#9910)から連絡する

走行中で同乗者の方がいる場合は、同乗者の方から道路緊急ダイヤル(#9910)に電話しましょう。全国の高速道路・国土交通省が管理する国道はすべて、24時間無料で利用することができます。

落下物は落とした人の責任です!(道路交通法第75条の10)

どのような事情があろうと、落下物は落とした人の責任になります。落とした落下物により後続車が被害を受けた場合にも、落とした人に責任が発生します。

トラックなどのむき出しの荷台に荷物を積んで走行する場合には、風などで荷物が落下しないようしっかりとロープなどで固定しましょう。シートなどで覆ってからロープをかけるのも非常に有効です。

走行中は振動や風の影響によってロープなどが緩むことがありますので、長距離・長時間走行をする場合には途中のSAやPAで再点検することを忘れないようにしましょう。

落下物の処理件数(2016年度 NEXCO中日本調べ※)

落下物の種類 処理件数

プラスチック・ビニール・布類(毛布、シートなど)

25,400件

自動車部品類(タイヤ、自動車付属品など)

8,900件

木材類(角材、ベニヤなど)

6,900件

ロードキル(動物の死骸)

6,900件

その他

17,400件

合計

65,500件

※NEXCO中日本が管理する道路で、交通管理隊が処理した落下物の件数

「出典・画像提供:NEXCO中日本」

http://www.c-nexco.co.jp/safety/justincase/

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筆者オートックワン 編集部
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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