MOTAトップ ニュース/記事 特集 東京モーターショー2017 モーターショーへ行ったらまず“部品ブース”から見るべし!<Part1:NTN/JTEKT/日立オートモーティブシステム編>【東京モーターショー2017】
ハブベアリングとドライブシャフトで世界トップシェアのNTN。
NTNは前回、前々回のモーターショーでも、最新鋭のインホイールモーターを提案してきました。このたび出展された最新のインホイールモータシステムも電動モータを減速機と組み合わせてコンパクトにパッケージングしたもので、ホイール内に収められるサイズに設計されています。搭載する車両のサスペンション形式やブレーキ形式に関わらずインストールできるのも大きな特徴です。これからますます増えていくであろう、小型EVへの搭載も加速して行きそうです。
ベアリングは、自動車をはじめ飛行機や新幹線、建設機械、ロケットのエンジンや人工衛星、家電製品やゲーム機などの身近なものにも採用されています。しかし、実際にベアリングそのものを見たことがあるという人は少ないのではないでしょうか? そこでおすすめしたいのが、NTNのブースで展開している「ベアリング組み立て体験」です。
なかなか貴重な体験ですね。筆者もやってみましたが、コロコロ滑らかに転がる球体をうまく並べるのにはコツが必要でした。組み立てる楽しさはもちろん、ベアリングの仕組みをしっかり理解することができました。こちらも、体験後にオリジナルミニタオルがプレゼントされます。
■NTNブース:東京ビッグサイト 東展示棟1階 3ホール
JTEKT(ジェイテクト)は 2006年に光洋精工と豊田工機が合併して誕生した新しい会社です。まだ、社名になじみがないという人が多いかもしれませんが、前身となる光洋精工は1988年、世界に先駆けて電動パワーステアリング(EPS)を開発した会社です。ステアリングシステムや駆動製品の大手機械・自動車部品メーカーとしてトヨタグループの主要13社に属しています。ブースに展示されているレクサスLC500のカットモデルにおいては、同社が開発を担当した最新電動パワーステアリングシステム「RP-EPS」や、ハブユニットやトルセンなどの製品が紹介されています。超高級クーペとして国内外から注目を集めるLC500のカットモデルは必見です。プレスデーには、多くの海外メディアが撮影を行っていました。
また、もう一つ注目をしたいのが「JGOGGLE2」という360度映像のVRコンテンツ体験です。VRの舞台は、同社の伊賀試験場で、こちらで実際に開発が進められている最先端の自動運転対応技術の実装校映像を360度映像で楽しむことができます。また、VR体験をした人には、JTEKTパッケージに入ったハンドスピナーがプレゼントされます。
■JTECT[(株)ジェイテクト]ブース:東京ビッグサイト 東展示棟1階 3ホール
日立オートモティブシステムのブースといえば、近年は人気の高いモーションライドがおなじみ。今回のショーではVRを活用したライドシアターが設置され、臨場感あふれる自動運転走行体験に長い列ができていました。また、ブース内には迫力あるスーパーフォーミュラカーの実車展示も行われており、別に設けられたコクピットではサーキット走行映像とともに、レーサー気分を味わうこともできます。
さらに注目はこちらのミニカー。なんと!モーションライドでVR体験をした人全員に超レアなインディカーのミニカーがもらえます。カウンターではインディカーのペーパークラフトも配布していました。
ちなみにこちらのミニカーになっているインディカーシリーズのレーシングカーは、日立が2012年からスポンサードしている「チーム・ペンスキー」をモデルにしたもの。
2017年は日立契約ドライバーのエリオ・カストロネベス選手が年間チャンピオンシップ4位でフィニッシュしています。
パッケージの上の方に、TMSのロゴとWelcome to Hitachi Automotive Systemsのメッセージがプレミア感を増していますね。
■日立オートモーティブシステムブース:東京ビッグサイト 東展示棟1階 6ホール
リンク:http://www.hitachi-automotive.co.jp/tms2017/index_tms2017.html
[レポート&Photo:加藤久美子]
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