何かと他のプログラムの制約の中での食事を強いられるイベントでのランチ。そんな中での最適解はやはり”麺料理”だ。
今回グルメキングダム2017のラインナップを覗いてみると、”極上のふぐうどん”や”金色香味塩らぁ麺”など、名前を聞いただけでもよだれを止めることが困難な厳選4種が用意されていた。その中で我々取材班は、中國菜 老四川 瓢香(本店:東京/麻布十番)の”本場四川の汁なし担担麺”を食べてみた。
汁が有るものと無いもの、もっと言うと辛さや痺れの程度まで好みで調整して作ってくれて、お好みとあらばパクチーや温泉卵のトッピングも可能というカスタマイズの自由度に関しては、正直イベントでのフードの域を超えていると言ってもよいかもしれない。
まずしっかりと混ぜる。ここは手を抜いてはいけない。よく混ぜて麺とラー油、チーマー醤などをよく混ぜてた後、麺をすする。本場のスパイスなど、食欲を刺激する香りとともに、担担麺たる辛さ、痺れがジワリと広がる。刺激的だがきわめて自然。そして後を引くそのコクと旨味には奥行きがあるのだ。トップノートからセカンドノートに至るまで存分な余韻を楽しむことができる。
「食べあるキング」激辛料理担当の金成姫さんによると「実は化学調味料を使わないことにもこだわりのある担担麺なのです。ラー油も自家製の自慢の味。お好みに合わせてトッピングや汁の有無などを選べるのもこのお店のホスピタリティの高さを反映しているところかもしれません。ヤーツァイという漬物の刻んだものも入っていますが、これも味を決める重要な要素になっています」とのこと。
確かに表面的な旨味ではなく、余分な刺激もない。ただし、決してマイルドではなくあくまでも刺激的けれども食後感はあくまでも優しい。モーターショーの見学においても、こうした要素は無視できない点ではないだろうか。
香り、そして辛さと痺れに余韻がある。ストーリーがある。この担担麺は必食の一杯である。
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