MOTAトップ ニュース/記事 特集 PR企画 履きはじめから履きかえ時まで安心感が長く続く、MICHELIN X-ICE 3+ インプレッション page01

アイスで止まる安心感。長く聞き続ける信頼感。

履きはじめから履きかえ時まで安心感が長く続く MICHELIN X=ICE3+ インプレッション 氷板路/圧雪路

MICHELIN X=ICE3+
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TEXT:佐藤久実 PHOTO:島村栄二

氷路編

氷板路(アイス路面)と圧雪路(スノー路面)で比較テストを行う

まずはテストコースに持ち込み、氷板路で「発進〜加速〜ブレーキ」のテストを行う。

路面μ(摩擦係数)は0.1程度。人が歩くのもやっとというくらいのツルツル路面だ。加減速で磨かれたブラックバーンの交差点や日陰の凍結路をイメージしてもらえばいいだろう。
新品タイヤでジワッとアクセルを踏み込むと、ひと転がり目で軽くホイールスピンしたものの、トラクションコントロール(タイヤの空転を防ぐシステム)の力を借りることなく路面を掴み、ひとたび転がりだすとジワジワ加速していく。もちろん、ラフにアクセルを踏めば容易にスリップするし、姿勢も乱れるほどの路面コンディションだ。

そして20Km/hからブレーキを踏むと、非常に安定した姿勢のままクルマが止まった。これほどのアイス路面でも電子制御に頼ることなく発進〜加速ができる、X-ICE3+のアイスグリップ性能に改めて感心する。

1万キロ走行した後のタイヤでも、新品と変わらないアイス性能を実感

続いて、1万キロ走行後のタイヤ。新品同様、ジワッとアクセルを踏み込むと…

あれっ、先ほどと同様に発進〜加速していく。そしてブレーキ。制動距離は、これまた見た目ではほぼ新品と同程度。距離の違いはせいぜい数10センチの差だろう。これは凄い!正直、かなり驚いた。「性能の落ちが少ない」というより、アイス性能においては「性能の落ちがほぼない」と言って良いだろう。
降雪地域のユーザーは、特にアイス性能への要求が高いため、氷盤路での安心感が長く続くのはタイヤ選びにとって大切なポイントだ。

圧雪路編

スノー路面の比較では、変わらないトータルバランスの高さが際立った

続いて、圧雪のスラロームを40Km/hでトライ。

新品タイヤは、アスファルト路面と殆ど同じ感覚で走れてしまう。少ないステアリングの舵角でもしっかり反応してくれ、パイロンの近くをリズム良くスイスイ走れる。

一方、1万キロ走行したタイヤは、新品よりも若干大回りをしながらパイロンを抜けていった。1万キロ走ったタイヤは、新品よりもショルダー部が減って角が丸くなっている分、”エッジ効果”による性能変化が見られた。制動距離もちょっとだが伸びた。こちらも、溝が減った分、雪を踏み固めて蹴り出す力に性能変化が見られたということだろう。

とはいえ、X-ICE3+はそもそものパフォーマンスが高いので、これが新品タイヤだと言われても疑わないほどの性能だ。新品タイヤ、1万キロ走行したタイヤ、いずれのタイヤも常にリヤは高い安定性が印象的で、ステアリングを切ればドライバーの思い通りにしっかり曲がるという、ミシュランタイヤ全般に言えるトータルバランス性能の高さは変わらないと感じた。