常磐道が3月1日に全線開通、気になる放射線量は
- 筆者: 国沢 光宏
気になる、常磐道の放射線量は?
東日本大地震以後、通行止めが続いていた常磐道が3月1日に全線開通となった。
これにより仙台東部道路を経由し、仙台まで太平洋岸沿いに移動できるということである。すでに国道6号線は開通していたものの、放射線量の高い地域を高い速度で通過できる高速道路の方が好ましい。
となると気になるのが、常磐道の放射線量。開通に先駆け2月17日はメディア向けの取材会が行われたのだけれど、その時はすでに報じられている通り5.5マイクロシーベルト毎時だった。
胸のレントゲン撮影が1回あたり50マイクロシーベルトなので、10時間滞在するとレントゲン1回分になる。濃い線量の区間を20分掛かって走ったとした場合、2マイクロシーベルト。
ここから先はその人によって判断が違ってくると思う。私なら2マイクロシーベルトであれば気にしない。この区間を25回通過して胸部レントゲン1枚分のリスクだ。もはや年齢を考えれば何ら問題ないと考えます。
ただ、妊婦や乳幼児への影響となれば難しい。身内の妊婦がレントゲン撮影すると聞いたなら「とりあえずやめておいた方がいい」と言う(病院でも緊急時を除き撮影しない)。5.5マイクロシーベルトの道路を走る強い理由あれば別ながら、観光などで行くのは避けておくべきだと考えます。
ちなみに5.5マイクロシーベルトという数字はあくまで2月17日のもの。風によって汚染された物質が飛ばされてきたすることにより、当然ながら数字も上がる。そもそも未開通だった地域、除染前は30マイクロシーベルト以上あったという。ずいぶん改善されたということ。
車両への汚染物質の付着に注意を
注意すべきはこの地域を走る機会の多い車両の汚染。
ホコリの中に放射性物質が含まれているし、雨の日に走れば水の流れ道に高濃度の汚染物質が付着する。付着したままにしておくと、半永久的に放射線を出し続けることになるのだった。特に花粉フィルターとワイパー近辺に貯まるようだ。
高濃度地域を走る場合、簡易型でいいので線量計を購入し、たまに線量チェックしたらいい。花粉フィルターは線量が高くなった時点で交換したい。この地域を走っていた車両を中古車として出すなら、線量を計ってみることをすすめておく。高ければ除染すれば問題ありません。
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