扱いやすいコンパクトSUV、ヴェゼル。クーペのような美しいスタイリングや、1.5L+モーターのハイブリッドが話題に。まっさらなニューモデルということで、値引きはまだまだ5〜10万円前後がほとんど。オプションと併用して+10万円の値引きは引き出したいところだ。
自称辛口評論家 渡辺陽一郎 |
ホンダらしい近未来感あるデザイン。まるでクーペのような流麗なラインに、アルファロメオばりのドアノブCピラー埋め込みなど頑張っている。 | 新しい操作方法の7速ATや電子制御式パーキングブレーキなど、新世代の都会派SUVらしい充実した装備。想像以上に広い居住空間もいい。 | SUVらしい力強さは薄く、むしろクーペといった運転感覚。キビキビした身のこなしは、メインで使用する都会にピッタリの味付けだ。 | もはやハイブリッドは特別な存在ではないことを印象づけるほど、完成度は高い。27.0km/L(ハイブリッド/FF・JC08モード)も立派な性能だ。 | |
オートックワン Y編集長 |
車格的には人気だった「HR-V」のような存在に、クーペのようなルックスをプラスした印象。ホンダらしい近未来感は、文句なくカッコイイ。 | 身長(座高?)が高い人が乗っても余裕の頭上空間を確保。またリアシートの足下も十分な広さで、後部座席でも快適なのは好印象。 | 直列4気筒1.5L+モーターのハイブリッドシステムは進化を果たし、まったく違和感を感じない。もう少しスポーティだったら、間違いなく満点だな。 | フィットとコンポーネンツを共有するとは思えない立派なサイズながら、27.0km/L(ハイブリッド/FF・JC08モード)は立派。満足度も高そうだ。 | |
マニアックライター あべ |
複雑なラインで構成される力強いフォルムは見事のひと言。塗装の良さもあり高級な印象。Xグレード以上に標準となるLEDヘッドライトは精悍さを増し、いっそう上質に見える。 | 上質感にこだわり、触り心地の良い素材を採用。センターコンソールがドライバー側に傾けられ、パーソナルな雰囲気も満点。タッチパネル式の空調やナビはスマートで使いやすさもまずまず。 | スポーツカーのようにパワフルではないが、ガソリン仕様でも小気味よく走る。ハイブリッドはパワーに余裕があり、重量増の恩恵でフットワークに安定感が増した印象だ。 | 27.0km/L(ハイブリッド/FF・JC08モード)という数値は秀逸。燃費走行を意識させるためにアクセルペダルの重さが変わる『リアクティブフォースペダル』(ハイブリッド)も面白い。 | |
一般ユーザー代表 椎名さん 29・東京在住 |
コンパクトな都会派SUVとしては、リアのドアハンドルをCピラーに映してクーペっぽくしてるのがポイント。よくまとまっていますよね。 | ホンダ得意の「無国籍」風近未来インテリアは、それだけで新しいクルマに乗っている感じ。もう少しシートも色気があると満点なんですが…。 | 直列4気筒1.5L+モーターで合計152psもあれば、かなり速い印象を受けます。あとはSUVとして悪路にどれだけ強いのかを知りたいです。 | SUVとして27.0km/L(ハイブリッド/FF・JC08モード)は画期的です。長距離で使いたいSUVだけに、この数値は嬉しいですね。 |
総合評価:平均値:80POINT
クラスやジャンルを超えた存在として、おおむね高評価を獲得。また進化したハイブリッドシステムを含めた経済性の高さも魅力のようだ。クーペを彷彿させる凝ったスタイリングは、誰が見ても「カッコイイ」と思える完成度で、今もっとも旬なSUVと言えるだろう。