まったくのブランニューモデル、しかも元々の価格が安いKワゴンだけに、値引きは引き出しにくい。それでも、まったくないワケではなく、下取り車の査定を上乗せしてもらったり、オプション装備の値引きを手時するなどで、トータル10万円いけば合格だろう。
自称辛口評論家 渡辺陽一郎 |
ニッサンのドル箱ミニバン、セレナの意匠を受け継いだようなデザインは、軽自動車としては高級感がある。老若男女にウケそうだ。 | タッチパネル式センターコンソールが目を引く。シートはサイズも十分で頑張った印象を受ける。アラウンドビューモニターは小さく改善を望みたい。 | 29.2km/lもの好燃費を実現させたのは評価したいが、その分普段使いではパワー不足を感じるシーンも。CVTのセッティングが惜しい。 | Kワゴンでありながら、質感にもこだわり29.2km/lという燃費を両立。経済性にもこだわり、今もっとも欲しくなるKワゴンだ。 | |
オートックワン Y編集長 |
平坦なプレスラインになりがちなKワゴン界では、かなり頑張ったデザインは◎。今のニッサンらしいフロントフェイスにも好感が持てる。 | あくまでもKワゴンとしては、だが、シートもクラス以上のサイズと座り心地を実現。様々な工夫が施され、実用性も非常に高い。 | 剛性感の高い足回りでありながら、適度なロールを伴い、運転は自然なフィーリング。ECOモードだとパワー不足な印象になるのだけが残念。 | 非ハイブリッドなのに29.2km/lもの好燃費を実現させた技術力はさすが。また車両本体の価格も抑えられ、トータルで高評価を得るのも当然。 |
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マニアックライター あべ |
老若男女を問わず誰からも愛されそう。存在感のあるフロントマスクや、サイドの複雑なキャラクターライン、凝ったテールランプなど、軽自動車らしからぬ高い品質感が魅力だ。 | タッチパネル式のエアコンは目新しい。大きめのフロントシートは座り心地が良く、リアシートはふくらはぎまでサポートする形状。99%UVカットのフロントドアガラスも嬉しい装備。 | ボディ剛性の高さとしっかりした足回りは、軽自動車のイメージを超える。ノンターボのみの設定だが、街中を中心に走るなら十分なパワーは確保されている。 | 13km/h以下になるとエンジンを停止するアイドリングストップは自然。29.2km/l(JC08モード)は軽トールワゴンとしては優秀。エコカー減税で、取得税と重量税は免税なのも嬉しい。 | |
一般ユーザー代表 山田さん 37・千葉在住 |
ニッサンらしく元気に走ってくれそうなデザインは、男性ユーザーでも満足できそう。軽以上のサイズ感もあっていいと思う。 | 今のニッサンらしいクリーンなインテリア。タッチパネル式のエアコンも使い勝手は良さそう。シートも広そうですね。 | ターボは「ハイウェイスター」だけなんですよね?それが残念。大人しく見せてるけど実は速いってのが好きなので。でも乗りやすそう。 | 30km/l近い燃費を実現させたのは、環境的にも経済的にも嬉しい。燃費がいいだけでもクルマで出かけたくなりますね。 |
総合評価:平均値:80POINT
後発Kワゴンの最進化系だけあり、ソツなくまとまった印象。何より軽にありがちだったシートの安っぽさが大幅に改善され、快適になったのが「K」たる所以。アイドルストップやCVTの進化で29.2km/l(JC08モード)もの低燃費も、完成度の高さを証明している。