ホンダ・N BOX+
先陣を切って登場したN BOXがスクエアなスタイリングと居住性、とりわけリアシートの居住性を重視して大成功。その大成功を受けて登場した【N BOX+】は、さらにラゲッジルームの使い勝手をプラス(+)している。見た目はN BOXとほぼ一緒で、全高が10mmほど高められリアゲートとリアバンパーが専用品になっている以外、ボディパネルはすべて共通だ。インテリアも基本的に同じだが、リアシートを20cmほど前方に設置し、ラゲッジの奥行きを630mmも確保している。ラゲッジはフロア部分が3枚のボードで構成され、ボードの配置とシートをアレンジすることで様々な形態にすることが可能。例えば、ベッドモードにすれば身長190cm級の大人が足を伸ばして寝ることができるし、オプションの『アルミスロープ』を利用すれば車いすなどを積むのも簡単。また燃費と同時にドライバビリティにも気を配ったセッティングのエンジンは扱いやすく、ノンターボ仕様を選んでも十分だが、やはりN BOXの美点とされる足の良さを味わうならターボも捨てがたい。ホイールが1インチアップされたこともあって、高速走行やコーナリングはさらに安定感を増し、全方位OKなKトールワゴンに進化している。