フィアット・500 ツインエア
可愛らしく個性的なルックスが魅力のフィアット500に追加された、エコなニューグレードがこの「ツインエア」。搭載される2気筒875ccエンジンは、吸気側のバルブ駆動にカムシャフトを使わずに油圧を利用&細かい制御でパワーと燃費を両立させた「マルチエアシステム」を採用。1Lを切る小排気量ながらターボで過給することで85psのパワーを誇り、加速はなかなか力強い。さらにアイドリングストップ機構や、出力を絞ったり変速タイミングが変更されるECOスイッチを備え、燃費は24.0km/l(JC08モード)という優れた数値を叩き出す。もはや「外車は燃費が悪い!」というのは過去のハナシ。トランスミッションは他グレードと共通で「デュアロジック」と呼ばれるクラッチペダルレスのMTとなる。
往年の名声に恥じない存在感のルックス
フィアット500の魅力は、なんと言っても、誰もが愛くるしく感じるスタイリング。往年の名車であった2代目のイメージを踏襲したデザインは可愛らしく、存在感もバッチリ。コンパクトであっても「安く作りました」的な媚びたところは一切なく、ただただ見とれてしまうほど、どこを見ていても絵になる。また黒やグレーといったボディカラーを選べば、意外にも精悍な印象も。わずか3.5mしかないクルマとは思えない雰囲気にビックリするだろう。
ハイセンスで笑顔になれるインテリア
エクステリアだけでなく、インテリアもまたお洒落なのがイタリアン・コンパクトらしい。全体的にシンプルなデザインにまとめられているが、ダッシュボードに広がるボディ同色のパネルはフィアットお得意の手法。面白いのが、スピードメーター、タコメーター、トリップコンピューター付きマルチファンクションディスプレイが一体になっている丸型のメーターパネル。懐かしくも新しい不思議なデザインだ。
積極的に運転を楽しむことで魅力が倍増
クラッチペダルレスMTの「デュアロジック」には自動変速(通常のATのような)モードもあるが、変速ショックは大きめ。せっかくの熱きイタリアン、積極的に手動でギアをアップダウンしてほしい。アクセルワークを駆使すれば変速ショックも軽減でき、何より楽しい。運転感覚はやや腰高感があるが、ペースをあげると気にならなくなるどころかジャストなフィーリングになり「さすが走りのイタ車!」と唸らされる。楽しさのあまり、飛ばし過ぎにご用心!!
SPECIAL MOVIE
その愛くるしいルックスで人気のFiat500。全長3545mm×全幅1625×全高1515mmのコンパクトボディに、直列2気筒8V827cc+ターボエンジンを搭載し、24.0km/l(JC08モード)を記録。見た目だけでなくおサイフにも環境にも優しい。そんな、乗って楽しい、燃費も優れた500の魅力を動画で見てみましょう。次にコンパクトカーを狙っている方こそ、要チェックですよ〜。