スペシャルゲストに安藤美姫や三浦大知も！ピレリ F1日本グランプリ 開催直前記者会見

F1のタイヤサプライヤーという立場の重要性

いよいよ今週末に三重県 鈴鹿サーキットで開催される「2012 F1日本グランプリ」。

そのF1に、昨年2011年から2013年までの3年間、タイヤの供給が決定している「ピレリ」が、F1日本グランプリの開催を目前に記者会見を行った。

ピレリでは1991年を最後にF1からは撤退していたが、昨年、実に20年ぶりとなる復帰を果たしている。会見の冒頭では、ピレリジャパン 代表取締役社長のマルコ・エッリ氏が登場し、F1への復活を誇りに思っていること、またこれから先もF1とともにタイヤ開発を続けていきたい旨が伝えられた。

また、ピレリ アジアパシフィック マーケティングダイレクターのジョバンニ・アンジェロ・ポンツォーニ氏は、2011年にピレリがF1へ復帰したことにより、3億2千百万ユーロという莫大な経済効果をもたらしていることを説明した。

さらに、ポンツォーニ氏によると現在、同社の「プレミアム戦略」の一環により多くの高級車にピレリタイヤが採用されているという。

例えば、最近ではパリモーターショー2012への出展で話題となった「マクラーレン P1」にも実はピレリタイヤが採用されている。

そして、他にも「アストンマーチン ヴァンキッシュ」「フェラーリ FF」「マクラーレン MP4-12C」「アウディ A4オールロード・A6・A7・Q3・RS4」「メルセデス・ベンツ S・GLK・A・Bクラス」「BMW 1・3・5・6シリーズグランクーペ」「ポルシェ カレラ・ボクスター・ケイマン」など、名立たる高級車がピレリタイヤを装着しているというのだから、改めて驚かされる。

そして、それら高級車へ採用されているP-ZEROタイヤは25周年という歴史を持つブランドタイヤではあるものの、F1への参加によりタイヤが毎年開発されて進化していくと言い、F1へのタイヤ供給の重要性を話してくれた。

2人の豪華スペシャルゲストが登場！

同記者会見では、スペシャルゲストが2名登場した。その一人は、フィギュアスケートの「安藤美姫」選手だ。

安藤選手は、2010年からピレリの「ウィンター・アイスコントロール」というスタッドレスタイヤのイメージキャラクターとして起用されている。安藤選手、昨年のF1日本グランプリ2011では初めてF1を生で観戦したとのことで、その感想について、

「私はいつも氷の上で競技をしているので、屋外の競技であるF1を観させて頂くのは初めてでした。テレビからは感じ取れないレースの大きな音に最初はびっくりしたんですけれど、決勝戦を観させて頂いて、レースの迫力やチームの団結力など、ホントに小さなミスが結果につながるんだといろんな勉強をさせて頂いて、とてもいい経験になりました」

と、初めてのF1観戦の驚きを語ってくれた。

また、ピレリ・モータースポーツ ダイレクターのポール・ヘンベリー氏は、

「去年の鈴鹿サーキットでは、安藤美姫選手がグリッドに来ました。そこで、エンジンがスタートした瞬間、安藤選手があまりの衝撃と驚きで抱きついて、やはり初めてのF1というのは、それくらい衝撃的なのだということが彼女から伝わりました」

と若干意味ありげに笑いながら、当時のことを楽しそうに語った。

また、二人目のスペシャルゲストは、三浦大知さんだ。

安藤選手のように、三浦さんもピレリのイメージキャラクター？と思いきや、実はマルコ・エッリ社長が三浦さんの「DRAMA」という曲を気に入っており、そのためにスペシャルゲストとして呼ばれたよう。

三浦さんは「DRAMA」「Touch Me」の2曲を披露してくれた。三浦さんの登場などは、さすがはイタリア企業ならではの計らいといったところだ。

タイヤ供給という、F1において実に重要な役割を担うピレリ。そのF1日本グランプリ2012は、鈴鹿サーキットにて10月6日（土）に予選が、10月7日（日）15時から決勝が開催される。