MINIファミリーで唯一のオープンモデル、コンバーチブル。わずか18秒で開くソフトトップを備え、1台でオープンとクローズの両方を楽しめる個性的なモデルを、モータージャーナリストの飯田裕子さんがレポートします。
フロントウインドウ上部の幅が狭めで、走行中に目に入る視界=世界も独特なMINI。
もちろん安全上の問題はまったくない。その上、コンバーチブルなら幌を開け放ち、さらに独特のドライブフィールを味わい、楽しめる。まるでアート。そう、現代アートのようなクルマだ。デザインがユニークなだけで言ってるワケではなくて、知れば知るほど、ドライブしながら付き合うほどMINIは感覚的な発見が増え好感度が高まる。見る人乗る人が“感性で語りたくなる”という点で、それがあまりにも豊かであるからアートに似ていると賞したくなるのだ。
そんな印象がとりわけ強いのが今回ご紹介するMINI コンバーチブル。
MINIブランドにはいま、様々なモデルがある。ベーシックな3ドアモデルに5ドア、3ドアベースのコンバーチブル、それらより少しサイズアップしてワゴンタイプのクラブマンやSUVのクロスオーバーだ。
そんななかでコンバーチブルは3ドアモデルから屋根を取ることで一層エモーションが増すシリーズ唯一のオープンモデル。このスモールワールドに凝縮され、ときに解放されるオープンのデザイン性や機能性、さらに“ゴーカートフィーリング”と言われるドライビングによって、こんなにキャラクター性の強いMINIを大人が積極的かつ真面目に選びたくなるであろう気持ちもわかる。
感性で語りたくなる、大人が真面目に選びたくなるMINI コンバーチブルの理由をちょっと整理してみよう。
クルマは静的と動的、二つに分けて観ることができる。静的とは動いていない状態で見えるモノやコトのことで、ここではMINI コンバーチブルの特徴的なデザインやパッケージングを紹介したい。
その佇まいを眺めているだけで様々な形容詞が思い浮かびそうなスタイル。低く構えたハッチバックフォルムに丸いヘッドライトがMINIらしさを体現。最新モデルでは昼間も点灯するデイライトヘッドライトも含めLEDで構成され、目ヂカラでもMINIの存在感を存分にアピールしている。
さらにリヤのコンビネーションライトは元祖MINIの生まれ故郷である英国のユニオンジャックがあしらわれ点灯時のオシャレぶりはもちろんだが、この発想=センスにMINIのクリエイティブぶりを抱くこともできるのではないか。
ソフトトップにも大きなユニオンジャックが。こちらもMINIらしいアイコンとなる。リアシートの後部に折りたたまれるが、後方視界は悪くない
ユニオンジャックは今回のモデルでは幌にも大きなユニオンジャック柄があしらわれていた。これは普段はなかなか見える場所ではないけれど、幌を開けた際にお尻の上に畳まれたソレがブラック一色のものよりも素敵なアクセントになる。
TEXT/飯田裕子 PHOTO/土屋勇人
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