Hondaの軽自動車、N-WGNの実力を2人の女性に体験してもらいました。収納スペースの豊富さや使い勝手のよさ、運転のしやすさや「Honda SENSING」による安心・快適な走りなど、モータージャーナリストのまるも亜希子さんも交えて、女子トークに花が咲きました。
自動車雑誌編集者を経てフリーランスに。女性目線/ママ目線など、独自の評価に定評がある自動車評論家。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。AJAJ(日本自動車ジャーナリスト)協会会員
現在は東京都内在住で、クルマは必要なときだけカーシェアを利用するが、郊外に住んでいたら購入したい派。お子さんはまだ小さいため、チャイルドシートは必須。子育てママの立場でN-WGNをチェック
有名ゴルフ媒体のイメージガールを務め、ゴルフ場にはファミリーカーを自ら運転して行くという行動派。N-WGNのデザインや収納力の高さに注目。自立した女性はHondaの軽自動車をどう評価する?
ゴテゴテしすぎるのはイヤだけど、そっけないのもつまらないなんて、女心はあまのじゃくです。広い室内は欲しいけど、大きすぎるクルマはイヤだし、収納はたっぷりあったほうがいいけど、オシャレで上質なインテリアじゃなきゃダメ。その上、運転しやすくてもしもに備える安全装備がしっかり揃っているのはマストと、本当に女性は贅沢です。
でも、そんな贅沢な願いを叶えてくれる軽ハイトワゴン、ちゃんとあるんです。フルモデルチェンジしてさらに魅力的になったHonda N-WGNなら、きっと全てが手に入るはず。
ただ女性は、独身世代から子育て世代、子離れ世代と、ライフスタイルが変われば好みも欲しい装備も変わるもの。そこで今回は、独身世代の飯田さん、子育て世代の高橋さんのおふたりに、それぞれの視点から実際に乗って、使って、N-WGNを徹底チェックしてもらいました。
まずは、愛着が持ててずっと大切にしたくなるフォルムや質感にこだわったという、デザインから。飯田さんは「ちょっと眠そうに見えたり、かと思えばキリリとして見えたり、表情豊かですよね」と早くもN-WGNに親しみを感じているよう。
高橋さんは「ホワイトルーフとホワイトミラーがすごく映えてますね。シンプルなのにほっこりした感じもあって、これなら子供からも好かれそう」と好印象。そして「ボンネットがサイドに被さるように作られているんですね。これなら隙間に汚れや葉っぱが入ったりしなくて掃除がラクそう」と、さすが主婦目線でのチェックもしっかり。
直線基調をベースに、やわらかなふくらみをもたせたフォルムは、こうした愛着を感じさせてくれるだけでなく、車両感覚がつかみやすく、取り回しがしやすいというメリットもあるので、運転が苦手な人にも優しいのです。
次に室内に入ってインテリアを見てもらうと、開口一番ふたり揃って「アイボリーxブラウンのコーディネート、すごくいい!」と笑顔に。とくに、プリントではなくファブリックそのもので柄を表現しているシートは、肌触りもやわらかく、「なんだかホッと落ち着く座り心地ですね」と飯田さん。
腰掛けた時に包み込まれるような感覚や、走行中に路面からの突き上げをやわらげ、身体のホールド性を高めてくれるなど、N-WGNのシートは自慢のひとつです。
そして後席は前後スライドができて、いちばん後ろにすると驚きの広さに。足を伸ばしても組んでも、まだまだ余裕があるほどです。チャイルドシートを装着して、隣りに高橋さんが座ってみると、頭上のゆとりもたっぷりあって、「これなら子供を着替えさせたり、チャイルドシートに乗せたりする時もラクだと思います」とママの太鼓判をいただきました。
さらに、小さいポケットにはリップクリームや髪留めなど、大きなポケットにはスマホやメイクポーチなどと、女性がよく使う小物がスッキリ置けそうな収納スペースが豊富に揃っているところは、2人とも高評価。また、「USBが3口もある※※のはすごいですね。子供が退屈しないようにタブレットやゲームを使うこともあるので、たくさん充電できるのはありがたいです」と高橋さん。
飯田さんは「リアシートの下がたっぷり収納できますね。履き替える靴や置き傘を隠しておけて、わかってるなぁと思います」と感心していました。もちろん、子供のオムツや着替えなどをストックしておくスペースとしても、十分に使いやすくなっています。
では、そろそろプチドライブに出かけてみましょうか。2人には、助手席と後席を交互に体験してもらいます。N-BOX譲りのスムーズでパワフルなエンジンに、専用チューニングしたGデザインシフト制御を組み合わせたN-WGNは、走り出しからとてもなめらか。市街地のストップ&ゴーでもストレスのない、キビキビとした挙動とハンドリングが気分をアップしてくれます。助手席にいた飯田さんは、「前が思った以上に開けていますね」と視界の良さに驚いたよう。
フロントガラス左右のピラーを細くしたり、ダッシュボードを低く直線基調にしたりといった工夫で、より遠くまで見えて死角の少ない視界が実現しています。シートリフトの調整幅が先代モデルより広がっていたり、ペダル配置を見直して自然な姿勢で操作できるようにしたことなど、「安全運転の基本」がしっかり備わっているのもN-WGNの魅力です。
そして高速道路に入ると、思ったところでしっかりと加速してくれて、追い越しもラクラク。穏やかにエンジンブレーキを効かせる機能が、JCTや合流などでの減速をサポートしてくれたり、アジャイル・ハンドリング・アシストのおかげで、高速カーブでもガッシリとした安定感があって、高速道路が苦手な人でも安心して走れる頼もしさがあります。
と、ここで高橋さんが「軽自動車って、もっとうるさいと思ってました。こんなに静かなんですね」とひと言。そうなんです、気づけばすっかり3人で恋バナで盛り上がっていたのですが、ロードノイズや風切り音が抑えられているのはもちろん、エンジンの音も遠くで鳴っているくらいの感覚で、声を張り上げなくても会話ができるのです。ノイズは知らないうちに疲労を蓄積させるので、いつまでもリラックスして乗れるのがN-WGNなんですね。
※ Honda SENSINGは、ドライバーの運転支援機能のため、各機能の能力(認識能力・制御能力)には限界があります。
各機能の能力を過信せず、つねに周囲の状況に気をつけ、安全運転をお願いいたします。
※※「ギャザズ ナビゲーション」装着車のみ、充電用USBジャック(急速充電対応タイプ2個付)に加え、音楽・映像メディアと接続可能なUSBジャックが1個追加されます。
筆者/まるも亜希子 撮影/小林岳夫