Part.3BBS RF with STUDLESS TIRES
冬用タイヤもBBSホイールで

アルミホイールを組み合わせるのはサマータイヤだけと思っている人が多いと思う。アルミホイール、それも鍛造のBBSホイールをスタッドレスタイヤに組み合わせるとどうなるのだろうか? スバル・フォレスターでテストしたフィーリングやメリットをお届けする

ストレスの多い道を長時間走り続けても疲れない

BBSの鍛造アルミホイールは、F1やル・マン24時間、WRCなど、日本製のBBS鍛造ホイールは世界のモータースポーツのトップカテゴリーで採用され、レース用パーツのサプライヤーとしても輝かしい名声を獲得。ただ強度が高いだけでなく、極限的な領域で「強いながらもしなやかにたわむ」というBBSならでは特性を発揮することでレースマシンの安全性を確保し、トップチームから絶大な信頼を受けている。

ドイツ・ニュルブルクリンク24時間レースに参戦し、好結果を残し続けているSUBARUも長年にわたりBBSホイールを採用。2019年は圧倒的な速さと安定感でクラス2連覇を遂げたが、チーム関係者が「今年の速さの7割はBBSホイールによるもの」と断言するなど、ホイールの性能がクルマの走りに及ぼす影響は極めて大きいものがある。

確かなインフォメーションを感じることができるので安心してスタッドレスタイヤの性能を引き出すことができる。また1日中運転していても疲労が少ないのも鍛造ホイールを選ぶ理由になるだろう

富山県高岡市にあるBBSの鍛造ホイール工場では、レース用も市販車用も基本的には同じ製法、同じラインで同じ職人の手により造られていることもあり、「強くてしなやか」な特性は市販製品にもしっかり受け継がれている点にも注目だ。さすがに公道での走行中にホイールがたわむ様子が感じられることはないが、「外乱要因だらけの道を長時間走り続けても疲れない」など、得られる結果は同じだ。

カスタマイズ派ならば冬季でも足元はオシャレでいたい

また、試乗中「セブンスターの丘」や「樹齢100年のポプラの巨木」、「青い池」などの観光スポットも巡ったので、行く先々で「映える写真」を求めてしまうわけだが、やはり雪道でも足元のビジュアルの重要性を実感した。BBSの鍛造アルミホイール「RF」ならではの細身の5本クロススポークが中心部から伸びやかなラインを描くデザインは、冬の北海道の大自然の中でも最高レベルで写真映えしたのである。

タイヤの性能を最大限に引き出すことができる鍛造ホイール

塗装においても手間暇とコストのかかった製法で造られるBBS鍛造アルミホイールは、表皮の塗膜が強いのも特徴なので、腐食や痛みを気にする必要はない

このように、BBS鍛造アルミホイールはスタッドレスタイヤに装着してもクルマの走りの質を良くする効果やタイヤの性能を最大限に引き出す効果、写真映えするビジュアル効果など、夏用タイヤで得られる美点がそのまま活かされるので、冬場でも惜しまずに履き尽くしたいものである。

TEST CAR

SUBARU フォレスター Advance

WHEEL

BS RF 7.5×18 + 45

TIRE

ミシュラン X-ICE 3+ 225/55R18

取材協力

北海道スバル 旭川北彩都店