クオリス、マークX、現行型レガシィ×2台と、比較的短いサイクルで乗り換えることが多いという鈴木さん。ミシュランタイヤは、昨シーズの冬にスタッドレスタイヤのX-ICEで初めてその性能を体感し、すっかり惚れ込んだことで、スタッドレスタイヤ以外のミシュランへの関心が高まったことで応募された。
基本的にセダンやステーションワゴンを好まれ、ミニバンやSUVといった重心の高いクルマの運転感覚はあまり良い印象がなかったというが、Primacy3を履いたオデッセイでは、「今回の4台ではもっとも重心が高く、サスペンションが柔らかいクルマなのに、足元がヨレるような感覚が微塵もなく、箱根の峠道でもスーッと滑らかな感触を残しながら曲がってくれるとは驚きです。このタイヤなら、背が高くて足がソフトなクルマでも安心して運転できますね。オデッセイもレクサスCT200hもFF車なのに、まるで4WD車のように四輪が路面を掴んでいる感覚がありました」と、ネガティブな印象が払拭されたとのこと。
PilotSport3では「路面を掴んでいる感覚がさらに濃密で、クルマ(86)本来の性能を余すことなくタイヤが引き出しているような気がします。下り勾配で加速体制に入っても安心感が損なわれず。度の方向に対してもグリップ感が素晴らしいので、いつでも思った通りに停まることができるようなイメージが浮かびます。過信は禁物だとわかってはいますが、運転中に笑みがこぼえるのを抑えることができませんよ!」と、実に楽しそうにステアリングを握っておられたのが印象的だった。
今回のモニターを務めていただいた5名の皆さんは、まるで青少年のようにクルマとクルマの運転が大好きという様子で、クルマの基礎的な知識や経験が豊富な方たちばかり。普段からタイヤの存在を意識しながら運転されている方々だったこともあり、ミシュランタイヤの性能を味わい尽くしていただけた様子だった。
タイヤの性能がクルマの乗り味を左右するということは十分にご承知だったはずだが、それでも声を揚げて驚かれるなど、感情をあらわにされる場面が多く、ミシュランタイヤの官能性の高さを客観的に実感できたことは有意義だった。
スタッフも含め、イベントに参加した全員の心の中で「良いタイヤを履いて質の高い走りを味わいたい!」という気持ちが強まり、カーライフを積極的に楽しむためには、良いタイヤが必要不可欠であることをあらためて噛みしめたのであった。