【北京モーターショー2014】日産出展概要
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日産自動車は、4月20日(プレスデー)~29日まで北京のチャイナインターナショナルエキシビションセンターで開催される、「第13回北京国際モーターショー(オートチャイナ2014)」に出展する。これは、日産(中国)投資有限公司(NCIC)が、東風日産乗用車公司(DFL-PV)と鄭州日産汽車有限公司(ZNA)と共に出展するもので、合計20車種以上のモデルを展示。
同モーターショーでは、世界初公開となる新型セダンコンセプトを展示するほか、コンセプトカー「ニッサン ブレードグライダー」を中国で初公開。さらに自動運転車両など、最新の革新的な技術も出展する。
生産モデルでは、中国で10周年を迎える「ティアナ」の特別バージョや新型「エクストレイル」、新型「NV200 エクストロニックトランスミッション」などの最新モデルを出展。
また、一般公開日には、AR(拡張現実)技術を用いて、ブース来場者との新しいインタラクティブコミュニケーションを実施する。
新型セダンコンセプト
日産は、2013年上海モーターショーで、コンセプトカー「Friend-ME」を公開し、その挑発的なデザインと先進のコネクティビティにより、80年代以降に生まれた中国の若者たちの関心を引き付けた。そして日産は、今年のオートチャイナ2014で新型セダンコンセプトを公開する。このコンセプトカーは、日産の情熱を表現し、世界で最もダイナミックな自動車市場である中国で日産が重点的に取り組んでいくことを示している。
この新型セダンコンセプトは、2013年の「Friend-ME」に続き、日産の常務執行役員、チーフ・クリエイティブ・オフィサーの中村史郎氏の指揮の下、日産の最も新しいデザインセンターである日産デザインチャイナ(NDC)が、日産グローバルデザインセンター(NGDC)と共同で企画した2つ目のコンセプトカーである。
ニッサン ブレードグライダー
「ニッサン ブレードグライダー」は、ドライバーが車体中央に着座するユニークなレイアウトで、ドライバーと乗員に滑空するかのような感覚をもたらす。非常に空力性能の高い形状と幅の狭いフロントトレッド、安定感のあるリアトレッドを採用することで、空気抵抗を抑えながら高いダウンフォースを発生し、路面接地性と効率性を高次元で両立させた。「ニッサン ブレードグライダー」は、オートチャイナ2014での展示が中国初公開となる。
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自動運転車両
日産は、2013年8月に自動運転技術を公開し、2020年までに自動運転技術を複数の車両に搭載すると発表した。同技術は、2020年以降、2回のモデルチェンジの中で幅広いモデルラインナップに搭載する予定。
日産の自動運転技術は、車両の周囲360度の危険をモニターし、必要な場合には、ドライバーへ警告を発し、アクションを取るというセーフティ・シールドの考え方の延長にある。
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ティアナ10周年記念特別バージョン
中国での「ティアナ」10周年を記念した特別バージョンを、オートチャイナ2014で公開。快適性と機動性を両立した「ティアナ」は、クラスを超えたドライビングエクスペリエンスにより、中国のラグジュアリーセダンセグメントをリードしてきた。
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新型 エクストレイル
新型「エクストレイル」は、中国で成長しているSUVセグメントをリードしていくことが期待されている。広々として使い勝手が良く、大容量コンソールボックス、荷物や乗員に合わせてフレキシブルに設定できるシートレイアウトなどを特徴としている。また、スパイナルサポートシートの他、アクティブトレースコントロールや、ヒルスタートアシスト、アドバンスドヒルディセントコントロール、ヨーモーメントコントロールを搭載したオールモード4X4-iシステムなどの最新の技術を数多く搭載している。
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