日産自動車 ゼロエミッション事業本部 シニアエンジニア 柳下謙一 インタビュー(3/5)

日産自動車 ゼロエミッション事業本部 シニアエンジニア 柳下謙一 インタビュー
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手応えは十分

一つの実証実験が終わったばかりだが、柳下謙一は手ごたえを感じていると話す。

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【柳下謙一】使われ方とか、普及のためのモデルとしての実証実験の成果という点において、十二分の手ごたえを感じました。2モードカーシェアリングを試すことができたことのみならず、法人での利用という点から、営業車、警察のミニパトカー、小口の配達、郵便集配…など、様々な可能性が見えてきます。また、ご高齢の方々も、こういう足があるならもう一度免許証を手に入れようかと思って戴けるのではないでしょうか?そして、観光での利用では、無限の可能性があると思います。

反面、課題も浮き彫りになりました。2モードカーシェアリングのような活用法をとるにしても、車両価格をできるだけ安価にしたいですね。また利用上の経費についても、EVであることによる電気代等はともかく、こうした新しい超小型車に対する税制はどうなるのか?免許制度はどうあるべきか?またせっかく足として利用できる車両だとはいえ、では駐車はどうするのか?

軽自動車等と同じように、クルマと同じ駐車でなければならないとなると利便性が制約を受けます。たとえばですが、こういう車両については、道幅の確保された幹線道路などでは路上駐車も許可されるとか、駐車場料金を割安にしてもらえるとか、そうした優遇制度がないと利点を実感しにくいかもしれません。

今回の実証実験では、あえてそういう環境を試すということで、普段はクルマが入ることのできない公園内に乗り入れを許可して戴いたりしました。そのように、出掛けた先で駐車するにも便利だと思って戴けることが大切でしょう。

今回、限られた場所ではあったが、このニューモビリティコンセプトを試運転させてもらった。EV特有の力強い加速と、滑らかな走行感覚、そして、超小型車両でありながらスピード感のある高速走行も少しだけだが実感できた。2人乗りでも走ったが、力不足は感じなかった。最高速度は、80km/hにおよぶという。

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【柳下謙一】今回の実証実験では、市街地を走るということで30km/hまでに速度を限定して試していただきましたが、元々フランスでは郊外の幹線道路などでも走行することを視野に開発されています。

日本でも実証実験後に国土交通省に継続してナンバーを使用させて戴き、元町や山手から中華街まで出かける際のクルマの流れにそって走ってみたり、国道や速度の速い幹線道路も実際に走ってみたりしました。そして、カメラを取り付け、他のクルマから、存在感をどう確かめられるかといった検証も行いました。

ニューモビリティコンセプトの車高は1450mmあり、車幅はバイクより広いので、被視認性という、他のクルマからどう見えるか、認識されるかということも確認できました。また、国土交通省の方にも試乗して戴き、走行性能を体感して戴きました。

ヨーロッパにはすでにこうした車両があるということだから、それを電動化したニューモビリティコンセプトは、動力性能についてはすでに十分な能力を備えていると言える。

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御堀 直嗣
筆者御堀 直嗣

1955年東京出身。自動車ジャーナリスト。玉川大学工学部機械工学科卒業。1978年から1981年にかけてFL500、FJ1600へのレース参戦経験を持つ。現在ではウェブサイトや雑誌を中心に自動車関連の記事を寄稿中。特に技術面のわかりやすい解説には定評がある。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。また現在では電気自動車の普及を考える市民団体「日本EVクラブ」副会長を務める。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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