日産、ジューク後継でキックスを2020年春に発売か|タイから輸入、e-POWERも設定

  • 筆者: MOTA編集部
画像ギャラリーはこちら
日産がジューク後継モデル「Kicks(キックス)」を発売することが明らかになった。一部新聞報道によれば、日本国内ではなくタイで生産し輸入。2020年春頃国内で発売を開始するという。欧州で2019年9月に発表された新型ジュークではなく、あえてキックスを導入する意図とは。ダイハツ ロッキー/トヨタ ライズにも真っ向から対抗するコンパクトSUV、日産 キックスの詳細を徹底解説する。

>>ジュークもいいけど、キックスもなかなかのオトコマエ! 日産 キックスの画像を見る[フォトギャラリー]

目次[開く][閉じる]
  1. キックスってどんなクルマ!?
  2. 日本仕様はどうなるの? e-POWER仕様もある!?
  3. 200万円を切る販売価格に期待! 燃費はどうなる!?
  4. 日産 キックスの発売時期、グレード展開は!?

キックスってどんなクルマ!?

日産 キックスは2016年にブラジルで発売。以来南米諸国に加え、北米や中国など世界主要各国で次々に発表されているグローバルモデルだ。2016年の時点で世界80カ国への展開を計画していた。

それから3年。2019年11月の一部新聞報道によれば、日本でも近年成長著しいコンパクトSUV市場に向け、このキックスを2020年春に導入するという(日産からの公式発表はなし)。ブラジルやメキシコなど世界の日産工場で生産されるキックスだが、日本向けはタイ工場で製造し輸入される模様だ。タイ日産では日本向けのマーチを既に生産しており、日本への輸出モデルとしてはキックスが第二弾となる。

今や世界的ブーム! コンパクトSUVの市場を開拓したのは日産だった

コンパクトSUVといえば、ブームを巻き起こした最初のきっかけは日産からだ。2010年、世界に先駆け日産 ジュークが誕生。扱いやすいボディサイズに加え斬新なデザインが特徴で、日欧などで人気を博した。その後世界各国の自動車メーカーからコンパクトSUVモデルが誕生し、世界的な人気カテゴリーとなっている。元祖のジュークもデビューから9年が経過。リフレッシュを図るべく、2019年9月にフルモデルチェンジを実施している。

当然この最新モデルの新型ジュークが日本にも導入されるものと思われていただけに、報道が事実だとすればちょっと意外だ。しかも2016年発売から3年が経過した日産 キックスを今頃になって日本へ導入する意図は、ちょっと理解に苦しむところではある。

日本仕様はどうなるの? e-POWER仕様もある!?

全長4.3mのコンパクトなボディサイズ

日産 キックスのボディサイズは全長×全幅×全高が4,295mm×1,760mm×1,590mm(2016年発表時)。海外のモデルでは1.5~1.6リッターの直4ガソリンエンジンを搭載し、FF(前輪駆動)もしくは4WDの設定がある。

ちなみに、日産が2019年9月に欧州で発表した2代目の新型ジュークのボディサイズは全長×全幅×全高が4,210mm×1,800mm×1,595mmで、割と寸法も近いことが分かる。2010年にデビューし今も現役の現行型、初代日産 ジュークはというと、全長×全幅×全高が4,135mm×1,765mm×1,565mm。

現在日本では、2019年11月にコンパクトSUVのダイハツ ロッキー/トヨタ ライズが発売され話題を呼んでいる。こちらは全長×全幅×全高が3,995mm×1,695mm×1,620mmの5ナンバー規格に収まるサイズで、日産の各モデルよりひと回り短く背だけが少しだけ高いという、スクエアな形状が特徴となっている。

ジュークではなくあえてキックスが日本へ導入される理由|日本導入とともにマイチェンも実施か

さて、ジュークではなくキックスが日本へ導入されるのはなぜだろう。

現状、新型ジュークは欧州でのみ生産される。パワートレインは1リッターガソリン直噴ターボエンジンとDCTの組み合わせで、日本向けのモデルには採用されていない。初代同様に個性的なデザインは、ちょっと好き嫌いが分かれるところだ。

いっぽうのキックスも、良く良く見れば抑揚の効いたスタイリッシュなデザインだが、ディテールの処理はノートやエクストレイルなど既存の日産各モデルとも共通性がある。その分新鮮さには欠けるが、クセの強いジュークから比べると、より多くのユーザーが馴染みやすいだろう。量販を考えた選択肢として、あえてキックスが選ばれたのかもしれない。

そんなキックスもグローバルのデビューから3年を経過していることから、日本にキックスが導入されるタイミングでマイナーチェンジも実施されるはずだ。フロントグリルやライト回り、ホイールデザインやシート表皮、インパネ回りといった内外装デザインの一部がリニューアルされる可能性が高い。どこまでスタイリッシュに生まれ変わるか、その点にも注目だ。

日本仕様はキックスe-POWERになる!?

グローバルモデルの日産 キックスには1.5~1.6リッターのガソリンエンジンが搭載されているが、日本仕様は日産独自のハイブリッドシステム“e-POWER”搭載モデルも導入するとの話が持ち上がっている。

e-POWERは1.2リッターのエンジンを発電専用とし、リチウムイオンバッテリーに貯めた電力でモーターを駆動させ走行。EVのようなスムーズな加速感と優れた燃費性能を兼ね備える。コンパクトカーのノートやミニバンのセレナに搭載され、高い人気を誇っている。日産では今後このe-POWERをさらにグローバルで広く展開していくと公言しており、キックスe-POWERもその1台となりそうだ。

もちろん通常のガソリンモデルも併売されると思われる。日本仕様は1.5リッターガソリンモデルとなるだろう。

200万円を切る販売価格に期待! 燃費はどうなる!?

ベーシックモデルで190万円台、キックスe-POWERは約250万円~!?

2018年、北米で発表されたキックスの価格はFFのベーシックモデルで17,990米ドル、4WDモデルで20,290米ドルとなっていた。米ドルを1ドル109円(2019年11月末現在)で計算すると約196万円~221万円となる。標準装備の設定や消費税の違いなどもあり単純に比較できるモノではないが、日本でもスターティングプライスが200万円を切っているとインパクトがある。ここは期待を込め、日産 キックス 日本仕様の価格は199万円~、と大胆に予想したい。

なお日産 セレナやノートの例で比較すると、e-POWERは通常モデルに対しおおまかに見て約50万円高で設定されている。ここから導くと、キックスe-POWERの価格はベースモデルに対し約50万円高の249万円~、と予想される。

キックスe-POWERの燃費は25.0km/Lを超える? 超えない!?

e-POWERと聞くと、俄然燃費性能も気になってくるところだ。

クラスは少し上だが、トヨタ C-HR ハイブリッドモデルのWLTCモード燃費は25.8km/Lをマークしている。よりコンパクトな日産 キックスe-POWERの燃費は、少なくとも25.8km/Lの水準を超える27.0km/L台を目指したいところだ。

ガソリンモデルについてはダイハツ ロッキーと比較してみよう。ロッキーは小排気量の1リッターターボを搭載し18.6km/L(4WDは17.4km/L)をマークする。1.5リッターノンターボエンジンが搭載される(はず)の日産 キックスと直接比較するのは難しいが、同等の17.0km/L~18.0km/L水準を期待したい。

日産 キックスの発売時期、グレード展開は!?

タイで生産され、日本へ導入する日産 キックス。その導入時期だが、2020年初頭に生産を開始すると言われている。船便で日本にやってくるのは、早くとも2020年の3月か、遅くとも4月の連休前になると思われる。

輸入モデルということで、複雑なグレード展開や工場装着オプション(メーカーオプション)の設定も限られていくだろう。基本的には1仕様で、エンジン・駆動の違いで分けるシンプルな展開を予想する。ガソリンモデルはFFと4WDで同グレード2タイプを設定、さらにe-POWERはFFで、1グレード+パッケージオプション仕様の2タイプ、全4グレードというのが当初の路線ではないだろうか。あとはスターティングプライスを抑えるため、例えば200万円を切る廉価なグレードを別途設定するケースもあるかもしれない。

先進安全機能は最新水準にアップデート

いくら基本設計が2016年発売のモデルとはいえ、2020年にデビューするからには先進安全技術は充実したものでないと、日本のマーケットでは受け入れがたいだろう。スカイラインに搭載の“プロパイロット2.0”は難しいとしても、セレナなどに採用の360°セーフティアシスト(全方位運転支援システム)同等レベルの水準は期待したい。

具体的には、インテリジェントエマージェンシーブレーキ、踏み間違い衝突防止アシスト、後側方衝突防止支援システム、車線逸脱防止支援システム、プロパイロット、アクティブLEDヘッドライトシステム、アラウンドビューモニターといった数々の先進運転支援機能の数々だ。

なお海外仕様のキックスの画像を見る限りスマートフォンとの連携、Apple CarPlayやAndroid Autoへの対応は現状でも出来ている模様だが、ディスプレイはかなり小型だ。マイナーチェンジを機に大画面ナビゲーションの採用やSOSコール(ヘルプネット)、更なるコネクテッド技術の搭載などにも期待したい。

[筆者:MOTA編集部]

日産 キックスの関連記事

日産 キックス 予想スペック
車種名日産 Kicks(キックス)
予想価格(消費税込み)199万円~280万円
全長×全幅×全高4,295mm×1,760mm×1,590mm
ホイールベース2,610mm
駆動方式FF/4WD
乗車定員5名
エンジン種類1.5リッターガソリン/e-POWER(1.2リッター+ハイブリッド)
燃料消費率(WLTCモード燃費)17.0km/L(ガソリン)/27.0km/L(e-POWER)

※注記:上記スペックは全て編集部独自調査のもので、実際とは異なる場合があります

日産/ジューク
日産 ジュークカタログを見る
新車価格:
177万円353.3万円
中古価格:
45万円259.4万円
この記事の画像ギャラリーはこちら
MOTA編集部
筆者MOTA編集部

MOTA編集部。現在総勢9名で企画・取材・原稿作成・記事編集を行っています。編集部員は、自動車雑誌の編集者やフリーランスで活動していた編集者/ライター、撮影も同時にこなす編集ディレクターなど、自動車全般に対して詳しいメンバーが集まっています。

監修トクダ トオル (MOTA編集長)

新車の見積もりや値引き、中古車の問い合わせなど、自動車の購入に関するサポートを行っているMOTA(モータ)では、新型車や注目の自動車の解説記事、試乗レポートなど、最新の自動車記事を展開しており、それらの記事はMOTA編集部編集長の監修により、記事の企画・取材・編集など行っております。MOTA編集方針

日本カーオブザイヤー
カー用品・カスタムパーツ
人気記事ランキング

愛車の売却、なんとなく下取りにしてませんか?

  • 複数社を比較して、最高値で売却しよう!

    新車や中古車を購入する際、今乗っている愛車はどのように売却していますか?1社だけに査定を依頼せず、複数社に査定してもらい最高値での売却を目指しましょう。

  • MOTA買取は、ネット上で売値がわかる。望まない営業電話なし!

    よくある一括査定で、最も嫌なのが「望まない買取店からの営業電話」。MOTA買取は、この望まない営業電話をなくした画期的なサービスです。最大10社がネットで査定し、高値を付けた2社だけから連絡がきますので安心。

新車・中古車を検討の方へ

おすすめの関連記事

この記事にコメントする

コメントを受け付けました

コメントしたことをツイートする

しばらくしたのちに掲載されます。内容によっては掲載されない場合もあります。
もし、投稿したコメントを削除したい場合は、
該当するコメントの右上に通報ボタンがありますので、
通報よりその旨をお伝えください。

閉じる