リコー、東京モーターショー2011に「紙レーサー」を出展

株式会社リコーは、東京モーターショー2011(一般公開日:12月3日~11日、会場:東京ビックサイト)において、専用紙にカラーペンで描いた車の絵をデジタルデータとして取り込み、他の人が描いた絵と共にレースができるアプリケーションソフト「紙レーサー」を出展すると発表した。

今回出展する「紙レーサー」は、自分が描いた車の絵が画面上で動くという、新感覚の体験型エンターテインメント。

読み取った車の絵の色分布や線、面の形状といった画像の特徴を抽出・分析し、独自のアルゴリズムによって、速度や加速力、グリップ力など車の性能が決まる仕組みとなっている。これにより、他の人が描いた車と対戦して速さを競うことができる。

本アプリには、リコーがオフィス分野で培った帳票処理、OCR、類似画像検索等の画像処理技術、画像解析技術が応用されている。

東京モーターショーでは、リコーのブース内に絵を描くためのスペースを用意し、実際の対戦を体験できるほか、期間限定Webサイトも用意し、東京モーターショーで描かれた作品を閲覧することもできる。

リコーは、今回の出展を、リコーグループの画像処理等の応用技術や、今回テストマー ケティングを始める「紙レーサー」を訴求する場として捉えている。

今後は、各種イベン ト会場の他、自動車関連企業のディーラーや住宅展示場など家族で来られる場所でのサー ビス向上に貢献できるものとして、さまざまなシーンで利用していただくことを目指すという。

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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