東風日産、乗用車の累計生産200万台を達成
日産の現地合弁会社である東風日産は、同社の累計生産台数が2003年の同社設立以来、200万台に達したと発表した。200万台目の生産車種は、2008年の北京モーターショーでお披露目された同社のフラッグシップモデル「ティアナ(中国名:天籟)」であった。
東風日産はわずか7年で200万台を達成した中国でも最も迅速に成長している自動車メーカーである。東風日産の生産台数は設立初年度(2003年)の39,854台から今年の計画は60万台、と急激に拡大している。同社はティーダ、シルフィ、ジェニス、リヴィナシリーズ、ティアナ、キャシュカイ、エクストレイルといった最新モデルを生産しているが、この夏には新たにマーチの生産が開始されている。
東風日産総経理の松元史明は、「当社を信頼して商品をご購入頂いた200万人のお客さまに感謝したい。7年間の企業努力は、200万台達成にとどまらず、フルラインアップの商品、グローバルトップクラスの品質、全国を網羅するディーラー網を通じたフルバリューチェーンでのサービスの提供、という形で実現された。」と語った。
同社は累計生産200万台を契機に更に高い目標に挑戦しており、近い将来年間100万台生産を目標としている。過去7年間の中国―日本の協力、チームワークにより同社は商品企画、設計、開発から製造、マーケティング、アフターサービスなど広範囲な事業を行っているが、今後も中国のお客様に魅力的な商品とサービスをタイムリーに提供する所存である。
東風日産は、将来の成長戦略の一環として、現在花都第2工場の建設を進めている。同工場は2012年に稼働予定で、総額50億人民元が投資される予定である。
東風日産の2010年の販売目標は60万台で、1月から8月までの累計販売台数は43万4千台(対前年比 +35.5%)であり、年間販売目標である60万台の達成に向けて順調に推移している。
東風日産乗用車公司
東風日産乗用車公司は中国における日産の合弁会社、東風汽車有限公司の一事業部で乗用車の開発、生産を担当。
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