SUPER GT:R.ファーマン/井出有治/小林崇志(ホンダHSV/BS)組が今季初勝利
スーパーGT選手権シリーズ第6戦が鈴鹿サーキットで行われ、決勝日に33,000人の観衆を集めた。真夏の最長イベント700キロレースは、ポールポジションからスタートしたファーマン組が途中アクシデントに見舞われながらもトップに返り咲き、今季初優勝を遂げた。
予選
予選は、ノックダウン方式で行われた。今回サードドライバーとして登録された初参戦の小林が最終セッションでタイムアタックを行い、史上初の初出場、初ポール奪取。2番手には本山 哲/B.トレルイエ(日産GT-R/MI)、3番手に伊沢拓也/山本尚貴(ホンダHSV/BS)が続いた。
決勝
猛暑の中、スタートドライバーの井出が一気にリードを奪ってトップを快走した。第1スティントで他車と接触してボディを損傷、ピット作業でタイムロス。一時は首位から脱落したが、ファーマンが第2スティントで順位を挽回、第3スティントで再びトップに立つとその後の最終スティントで後続を引き離して121周のレースを制した。2位には本山/トレルイエ組、3位には伊沢/山本組が入った。
優勝ドライバーのコメント
R.ファーマン「シーズン序盤は苦しんだが、今回は素晴らしいレースを展開することができた。チームスタッフを始めブリヂストンのサポートに感謝します」
井出有治「スタートからリード広げようと考えて、その通りの展開に持ち込めました。ブリヂストンのソフトタイヤが安定したグリップで第1スティントの走行を力強く支えてくれました」
小林崇志「決勝では走行のチャンスはありませんでしたが、予選でチャンスをいただき、自分でも信じられないようなポールポジションを獲得することができました。ありがとうございました」
ブリヂストン タイヤエンジニア:細谷良弘のコメント
「まず、井出選手が炎天下でソフトタイヤをうまく使ってリードを保ちながら多くの周回を消化して良い展開に持って行けたと思います。首位脱落後、厳しい状況の中でも着実に順位を挽回してトップへ返り咲きました。われわれは、同チームをサポートし安定した速さを示すことができました」
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