ランドローバー、新型レンジローバーEvoqueを初公開
ランドローバーは、ヴォーグ誌とロンドンで共同開催したレンジローバーの40周年式典でゲストにむけて新型コンパクト・レンジローバーのエクスクルーシブ・プレビューを実施、続いて同モデルの初の公式写真を一般向けに公開した。
レンジローバーEvoque と命名されたこの新型クーペは、レンジローバーおよびレンジローバースポーツのラインナップに2011 年の夏に加わる予定。これまで生産されたモデルの中で、最も小さく、軽量で、燃費に優れたレンジローバーとなる。お客様は4WDと2WDの両バージョンから選択可能。しかもCO2排出量が130g/km以下に抑えられており、環境の持続可能性(サステナビリティ)に対するレンジローバー・ブランドの約束が果たされている。
ランドローバーのフィル・ポッパム社長は次のように語っている。「今日はレンジローバーにとってとても特別な日です。それはブランドの40 周年を祝うだけでなく、新型レンジローバーEvoque のお披露目によって我が社のエキサイティングな将来をご覧頂いているからです。レンジローバーは自動車の歴史で最もその名が知られ、かつアイコン的な車のひとつであり、1970 年のデビュー以来、成功を続けてきた車でもあります。この新型レンジローバーEvoque は、我々が今後も成功を維持し、ブランドを成長させるための重要なステップなのです。お客様は、この新車がプレミアム感に満ち、豪華で、しかも他のレンジローバー・モデルとまったく変わらない特別な存在であると確信されることでしょう。スポーティーな外観と比類のない品質が、これまでレンジローバー製品に関心を払わなかったような新しいお客様へも、ブランドの門戸を開放することと信じています。」
「新型レンジローバーEvoque は、英国リバプール郊外の数々の賞に輝くヘイルウッド工場で生産される予定です。マージーサイド地域に1000 人の新しい雇用を創出し、英国の経済に対しても多大な貢献をすることとなる。このヘイルウッド工場は優秀さと品質の面で定評があり、業界を通じてリーン生産方式のリーダー的な存在として知られています。」
さらに、ポッパム社長は「新型レンジローバーEvoque は真の世界戦略車であり、160 以上の国々で販売する計画です。その意味でも、この車に世界中の言語や文化的な境界を超えた即座に認識できる名前を与えることは重要でした。我々は革新的で、他とは違う新しい車名を創りたかったのです。それとなく独占性を暗示しつつも人々の感情を揺さぶるような車名です。Evoque という名は、コスモポリタンで大陸横断的、しかも洗練されていて、都市のエレガンスにもマッチします。」と付け加えた。
ランドローバーのデザイン・ディレクターであるゲリー・マクガバンは次にように語っている。
「レンジローバーのデザインは、時の試練に耐え、理解するのが難しくないアイコン的なものです。現在のモデルもそうですが、オリジナルのレンジローバーも簡単にそれとわかる、とてもシンプルで記憶しやすい形でした。」
「新しいレンジローバーEvoque は、既存のレンジローバー・デザインから大胆な進化遂げたことを際立たせ、お客様にとって魅力ある、プレミアムなSUVのような小型車を提供します。2008 年に我々はLRX コンセプトカーを発表した。世界中から好評をいただいたLRX コンセプトカーは、ビジネスのごく自然なステップとして現実の車に生まれ変わったのです。今夜、我々は自分たちが過去に発した言葉に忠実で、LRX コンセプトの精神を余すところなく表現した車を世界中の方々にご披露したかったのです。」
さらにマクガバンは、「新型レンジローバーEvoque は、お客様と感情のレベルで共鳴します。特徴的な(下降してくる)フォーリング・ルーフとドラマティックにせり上がってくるウエストラインによって強調された独特なシルエットは現代的で、しかもお馴染みのレンジローバーのデザイン言語との関連性も創り出しています。この車は、より広い観衆にレンジローバー・ブランドの意図を訴えかける、力強い声明なのです。」と付け加えた。
新型レンジローバーEvoqueは9 月の終わりに開催されるパリ・モーター・ショーで一般向けに公開され、翌年夏に発売される予定となっている。
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