シトロエン、新型C3を発売開始

シトロエン 新型C3

シトロエンは、新型「シトロエンC3」を、5月6日(木)より全国のシトロエン正規ディーラーにて販売を開始することを発表した。価格はC3が209万円(税込)、C3 Exclusiveが239万円(税込)。

シトロエンC3は、2002年の誕生以来、全世界で200万台以上の販売実績を上げるベストセラーモデル。この度、先代モデルが持っていた特徴である個性、快適性、実用性や安全性を一切損なうことなく、さらにコンパクトカーの常識を大きく上回る性能と上質感が追求され、2002年の欧州でのデビュー以来、8年振りのフルモデルチェンジを果たした。

新型「シトロエンC3」のコンセプトは“VISIODRIVE(ビジオドライブ)”。“VISION”と“DRIVE”を掛け合わせたこのネーミングは今までに類を見ない広い視界と類まれな快適性を融合させることで、まったく新しいドライビングプレジャーを提案するシトロエン独自のコンセプトを表している。

新型シトロエンC3の特徴には、以下の5点。

1. 高品質なボディフィニッシュと、個性的なラウンドフォルム

2. 新感覚のドライビング体験を生む、“ゼニス フロントウインドウ”

3. おしゃれなコックピットデザインと、上質なインテリア

4. 高度なパッケージング技術が生んだ、静かでゆとりある室内空間

5. シトロエンらしい快適な乗り心地と、卓越した走行安定性

新型C3のラインアップは「C3」と、「C3 Exclusive(エクスクルーシブ)」の2モデルで、両モデルともゼニスフロントウィンドウが採用されている。

1. 個性的でコンパクトなエクステリア

新型「シトロエンC3」のエクステリアは美しい曲線を用いたラウンドフォルムを採用、全長は4mを切る3m955mmのコンパクトなボディとなっている。新型C3は、新しいデザインとなったシトロエンのエンブレム、“ダブルシェブロン”が掲げられる初のモデルで、緩やかなアーチを描くサイドビューや、丸みを帯びボリューム感に満ちたリアのフォルムなど、エクステリアにはこのクルマの躍動感と重厚感が表現されている。

2. 圧倒的な開放感の“ゼニス フロントウインドウ”

新型C3の新しいコンセプト、「VISIODRIVE (ビジオドライブ)」を象徴しているのが、ドライバーの頭上後方にまで広がる“ゼニス フロントウインドウ”。前後長1.35m、左右幅1.43mを誇る広大なフロントウインドウは、垂直視界方向の視界が最大108°まで広がり、フロントシートに居ながらにしてパノラマビューを楽しむことができる。このゼニス フロントウインドウは、広大な視界と圧倒的な開放感、および新しいドライビング体験を乗員に提供する。またスライディングサンバイザーを降ろすことにより、直射日光を有効に遮ることができる。さらにフロントウインドウガラス上部250mmの範囲にはスーパーティンテッド加工が施されており、スライディングバイザーを使用しない場合でも直射日光を和らげる。

3. 高い質感を実現したインテリア

新型「シトロエンC3」のインテリアは、洗練されたデザインと高い質感を実現し、乗員に快適性を提供。ダッシュボードは2層のコントラスト構造で、上部は柔らかな風合いのサーモコート仕上げ、パネル本体は硬質なメタル調を使用している。メーターパネルを覆うアーチ型のバイザーは、前方から光を通すスリットが宙に浮いたようなデザインから“フローティングバイザー”とネーミングされている。他にも革巻きステアリングホイールやクロームで縁どられた3連メーターなど、あらゆる所にシトロエンらしいデザインが採用されている。さらに、快適なドライビングをサポートするクルーズコントロール、スピードリミッター、さらにC3 Exclusiveにはオートエアコン、バックソナーなど、機能性と装備が充実しているのも新型C3の大きな特徴のひとつとなっている。

4. ゆとりの室内空間

高度なパッケージングにより、新型「シトロエンC3」の室内空間はクラス最大級のゆとりを実現している。フロントではグローブボックスの張り出しを抑え+8cm、リアはフロントシートバックの形状を工夫、シートポジションをアレンジすることにより+3cm、それぞれ旧モデルより足元のスペースを確保。また300リットル(VDA方式)という大容量のトランクルームや徹底された防振防音対策など、C3はコンパクトな外見からの想像を超えるゆとりと静粛性を実現している。

5. シトロエンらしい乗り心地

新型「シトロエンC3」は、ヨーロッパ排出ガス規制,,Euro5に適合したDOHC16V1.6ℓエンジンを搭載。最大出力88kW(120ps)/6,000rpm、最大トルク160Nm(16.3kg-m)/4,250rpm、このエンジンにはマニュアルモードを備えた4速ATが組み合わされ、低燃費化と排出ガスのクリーン化を達成している。サスペンションシステムは、フロントにマクファーソンストラット式、リアにトーションビーム式を採用、快適な乗り心地と卓越した走行安全性はシトロエン伝統のドライブフィールを受け継いでいる。さらに欧州の自動車衝突安全テスト Euro NCAPにおいて総合評価でセグメント最高レベルの4つ星を獲得。シトロエンらしい快適な乗り心地と、妥協することのない安全性能は、このモデルの完成度の高さを引き立たせている。

C3のボディカラーは新色3色を含む、全8色。C3のシート地はベロアで、ラマ(グレー)とミストラル(ブラック)の2カラーが設定されています。一方、C3 Exclusiveにはスウェード調のアルカンタラ&ファブリックのコンビネーションのシート地で、ミストラル(ブラック)のシートカラーが標準で設定されており、レザーは受注生産で追加料金が20万円となる。

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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