日産純正の車中泊仕様車爆誕! 新型NV350キャラバンにオーテック「マルチベッド」登場

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密を避けることができる移動手段、また宿泊や新たなワークスペースとして車中泊仕様車がブームになっている。そんな中、日産車のカスタマイズを手掛けるオーテックから、跳ね上げ式のベッドが設置されたNV350キャラバン「マルチベッド」の販売が開始された。新たに追加された日産 NV350キャラバン「マルチベッド」の詳細をご紹介するとともに、既に発売されているセレナやNV200バネットの車中泊仕様についても見ていこう。

目次[開く][閉じる]
  1. 話題の車中泊仕様をメーカーが造るとこうなる!
  2. オーテックからリリースされる“車中泊仕様”
  3. 価格を抑え高品質なオーテック「マルチベッド」

話題の車中泊仕様をメーカーが造るとこうなる!

日産のカスタム部門、オーテックジャパンは2020年9月24日、1BOXバンのNV350キャラバンに、近年人気が高まっている車中泊需要に応える「マルチベッド」を新設定した。ベースとなったのはNV350キャラバン「プレミアムGX」。さらに、外装をカスタマイズした特別仕様車「プレミアムGX アーバンクロム」にも架装可能だ。価格は340万3400円から。

NV350キャラバン「マルチベッド」は、荷室スペースに左右跳ね上げ式のベッドシステムと硬質のフロアパネルを装備。車内での快適な休憩や宿泊のための機能を有しながら、積載性も兼ね備えたモデルだ。ベッドは荷室全面にわたって展開できるほか、左右に独立させた状態で使用できる。シーンに合わせて使い分けることができるため、仕事からレジャーまでさまざまな使い方が可能だ。

オプションのテーブルと組あわせ、ベッドをベンチとして使用すれば、休憩時のダイニングとして、また、テレワークの仕事部屋としても使える。

NV350キャラバン ワゴンタイプも一部改良

また、本モデルの新設定と同時に、NV350キャラバン「ライダー」、「送迎タイプ」の10人乗りワゴンタイプについては、ベース車と同様にエンジンを一部改良。「送迎タイプ」において、新たに4WD車を設定したほか、ワゴンDXに「助手席側ワンタッチオートスライドドア」を装備可能とし、より幅広いニーズに対応できるラインアップとした。

オーテックからリリースされる“車中泊仕様”

オーテックジャパンでは以前から、NV350キャラバンライダー向けにベッドキットやプライバシーシェードをディーラーオプションとして用意するなど、車中泊仕様には積極的な姿勢を見せていた。また今回のNV350キャラバン「マルチベッド」以外にも、既にカタログモデルとして「NV200バネット」とミニバンの「セレナ」にも車中泊仕様が設定している。こちらもご紹介しよう。

NV200バネット「マルチベッド」

NV200バネット マルチベッドワゴンは、ワゴン2列シート仕様をベースとし、2列目シートを前に倒すことで、縦1720mm、横幅1270mmのベッドが出現。ベッドの天板は左右に跳ね上げて固定することができ、ベッドとして使用しない場合はベースであるNV200バネットの広いラゲッジスペースが使用できる。また、右側だけで独立して使うことができ、オプションのテーブルを設置すれば、簡易的なダイニングやワークスペースなど、発想次第でさまざまな使い方ができるのも大きな魅力だ。

なおNV200バネット マルチベッドワゴンは、専用の2トーンボディカラーを2パターン設定。その場合、外装に合わせたカラーとフロアパネルの内装色も選択可能となっている。価格は264万4600円から。

セレナ「マルチベッド」

セレナ マルチベッドは、「XV」、「ハイウェイスターV」、「e-POWER XV」、「e-POWER ハイウェイスターV」グレードをベースに、従来の3列目にあたるスペースに専用のパイプフレームを設置。前方に倒した2列目シートの上に専用のパイプを通し、防水性のある素材を採用したベッドボードをおくことで、完全フラットなベッドスペースを作り出すことができる。

このためセレナ マルチベッドには3列目シートは備わらず、乗車定員は5名(e-POWER XV、e-POWER ハイウェイスターVは4名)となる。価格は323万1800円から。

価格を抑え高品質なオーテック「マルチベッド」

これまでレジャーユースを目的と考えれらがちだったキャンピングカーだが、コロナ禍によるテレワークや在宅ワークの普及により、新たなワークスペースとして需要が高まっている。また、災害時の一時的な避難場所としても見直され、昨今のキャンプブームと相まって、寝泊りができるキャンピングカーは大人気だ。

ただ、シャワーやダイネットと呼ばれるキッチンスペースを備える、豪華で本格的なキャンピングカーは価格も高額で、タイプによっては普段使いがしにくい車種もある。

その点、オーテックがリリースする「マルチベッド」は、ベッドだけに割り切ることで価格を抑え、さらに、ベッドを使用しない時には通常の車と同じように使用可能。もちろん、メーカー純正という高い信頼性と品質も大きな魅力だ。

NV350キャラバン「マルチベッド」

■ベースグレード:プレミアムGX(ロングボディ)

・2.0リッターガソリン(2WD):340万3400円

・2.5リッターディーゼル(2WD):400万9500円

・2.5リッターディーゼル(4WD):432万3000円

NV200バネット「マルチベッド」

■ベースグレード:16X-2R(1.6リッターガソリン)

・マルチベッドワゴン(標準仕様):264万4600円

・マルチベッドワゴン(2トーンカラー):273万200円~271万9100円

セレナ「マルチベッド」

■ベースグレード:XV

・2.0リッターガソリン(2WD):323万1800円

・2.0リッターガソリン(4WD):348万400円

・e-POWER XV(2WD):372万1300円

■ベースグレード:ハイウェイスターV

・2.0リッターガソリン(2WD):348万1500円

・2.0リッターガソリン(4WD):374万6600円

・e-POWER ハイウェイスターV(2WD):399万4100円

日産/NV350キャラバン
日産 NV350キャラバンカタログを見る
新車価格:
211.6万円432.3万円
中古価格:
58.8万円554.6万円
日産/NV200バネット
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新車価格:
233.2万円272.4万円
中古価格:
38.8万円468.5万円
日産/セレナ
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新車価格:
276.9万円479.8万円
中古価格:
19.8万円517.7万円

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樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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