責任割合を5分で自動判定! AIがドラレコ映像を解析する「事故状況再現システム」導入開始
東京海上日動火災保険と株式会社ALBERTは2020年3月17日から、ドライブレコーダーで取得した映像等からAIが事故状況を再現し、自動車事故の責任割合を自動算出する新機能「事故状況再現システム」を導入した。これにより、事故発生後速やかにその詳細な状況や車両の損傷箇所と、これらをもとに自動判定した責任割合を確認でき、迅速な解決ならびに保険金の支払いに繋げることができる。
「事故状況再現システム」の概要
ドラレコ画像やGPSから自動で状況解析!
東京海上日動火災保険が自動車保険の特約サービスとして貸与する「ドライブレコーダー端末」が強い衝撃を検知すると、端末から自動で事故対応を行うオペレーターに連絡がいき、録画された事故映像が送信される仕組みとなっている。
受信した事故映像の他に、端末の加速度センサーやGPSから得られた情報をもとに事故の状況をAIが解析することで、システム上に事故の状況を自動的に再現することができることから、状況説明のための負担を大きく減らすことができる。
迅速な対応が可能に
事故の形態、車両の損傷箇所、道路形態等に関する情報と、これらをもとにAIが自動判定した責任割合の確認を速やかに行うことにより、迅速な事故の解決と保険金の支払いが可能となる。
なおAIで自動判定する責任割合は、あくまでこれまでの過去の判決事例等から算出した参考値となり、これに基づきすぐに保険金が支払われるのではなく打ち合わせの上での支払いとなる。
サービス開始時期
本サービスは、2020年3月17日より、東京海上日動火災保険のドライブレコーダー特約(DAPもしくはDA)の契約者向けに導入される。
1週間の調査がたったの5分に!
AI調査資料ももらえて安心
通常、事故現場の調査が必要な場合などは事故状況の確認に1週間程度時間を要していた。しかし本サービスを搭載したドライブレコーダーの活用により、事故のデータを受信後5分程度でAIが事故状況や責任割合などを算出し、迅速な事故状況の把握、解決に繋げることができる。
また、解析結果は「お客様向けご案内資料」として提供されるため、関係者へ事故説明をする際のサポートツールとして活用できる。
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