免許返納後に残った不要なクルマは支援活動車に!|日本カーシェアリング協会が乗らない車の寄付を募集
日本カーシェアリング協会が乗らなくなった車を募集
日本カーシェアリング協会は、免許返納後の無免許運転による交通事故を減少させるため、2019年8月1日~8月31日を「乗らない車を寄付する月間」とし、運転免許の返納等にともない乗らなくなった車の寄付を日本全国から募集する。
※沖縄県・離島は対象外
また8月14日は「廃車・リサイクルの日(日本記念日協会認定)」であり、お盆休みは家族が集まる期間でもあることから、家族で免許返納や車の処理について考えて、1台でも多くの車の寄付を集め、社会のために有効活用していきたいという。
実施内容
協会は2019年8月1日から同年8月31日の1か月間を「乗らない車を寄付する月間」とし、全国から車の寄付を呼びかける。
それにともない車の寄付に関する特設ページを開設した。
協会では東日本大震災以降、寄付された車を活用した支援活動を行っている。
今まで延べ300台超の車の寄付をいただき、災害支援活動や、地域の足を確保するための活動に活用してきた。災害で車を失ってしまった人、何らかの事情で車を所有することができない人、地域の移動支援活動やNPOなどに寄付車を使ってもらい、生活や事業を前に進める後押しをしている。
取り組みをはじめる経緯について
昨今、高齢化の進展に伴い、高齢者による交通事故が社会問題化している。
そのなかでも、最近は免許返納後に車を運転してしまい、交通事故を起こしてしまうという悲しい事故が相次いで発生している。このような事故が発生してしまうのは、運転できる車が近くにあることが直接の原因であり、免許返納とともに車を処理することができれば、こういった事故の発生を防ぐことができる。
しかしながら、車をどう処理するのかは多くの一般の方にとって悩みの種だ。
8月は車の処理を考えるのにぴったりな月?
8月はお盆があり普段は都会で生活している方々も田舎へ帰省する時期だ。
また8月14日は「廃車・リサイクルの日」(日本記念日協会認定)と制定されている。そこで協会では8月を車の処理について考える月とし、乗らなくなった車の寄付を広く呼びかけていく。
車の寄付について
協会では活用できる車も活用が難しい車の寄付も受け付けている。
寄付された車は協会が実施する、地域コミュニティへの支援活動や災害支援活動のほか、地域活性化や生活困窮者支援のためのレンタカーやカーリースといった有償の支援活動にも活用する。
修理や整備にかかる費用が高額になった場合など、活用を続けることが難しいと協会が判断した場合は、適正に処理を行う。
活用できる車の条件
■車検が6ヶ月以上残っている車 (車種は問いません)
■オイル漏れやエアコン不調など安心安全な走行に支障がない車
※活用用途により、宮城県石巻市へ車の運搬をお願いするケース有
※車の状態によっては活用前提での車の寄付の受取ができないことがある。その場合、同意した場合に限り後述の【活用が難しい車】の流れで車を寄付することも可能だ。
※協会の車の活用状況によってはすぐに車両の受取ができない場合がある。その際は、期限を区切り、災害発生時や地域で車の利用の希望者が出た場合に活用をする待機車両として登録する。
車検切れの車も寄付できる!しかも引き取りは無料
日本全国、活用が難しい状態の車(車検切れ・エンジン不調など)でも寄付が可能だ。
その場合は、適正な資格を有した自動車リサイクル業者により車を引き取りに伺い、業者が車両の金額を査定する。査定金額が協会への寄付金となり、実際にご提供いただいたお車は環境にやさしく分解され、再利用・再資源化される。
寄付金は100台以上ある協会の車の維持費や、様々な支援活動の運営費用として活用させる。車は無料で引き取りますので、提供者側の費用負担はありません。
※こちらの仕組みについては提供者が同意した場合に限り適用される。
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