トヨタ 新型スープラを発売|スポーツ性能を追求
トヨタ 新型スープラを発売
トヨタは、新型スープラ(GRスープラ)の国内での発売を2019年5月17日より開始した。価格は490万円~690万円(消費税込み)。
新型スープラはトヨタ GAZOO Racingが展開するスポーツカーシリーズ「GR」初となるグローバルモデルである。2002年に生産終了してから17年ぶりの復活にあたり、ホイールベース、トレッド、重心高の3要素を重要視しピュアスポーツカーとしての基本性能を追求したモデルとなっている。
なお新型スープラはBMW社との包括提携による初の商品であり、オーストラリアのマグナ・シュタイヤー社グラーツ工場で生産し、海路にて運ばれたのちトヨタ自動車元町工場を経由して納車される。
>>カッコよすぎる!? ついに登場、トヨタ 新型スープラの内外装を画像で見る
web限定申し込みで24台限定発売車も
なお新型スープラ RZ(カラー:マットストームグレーメタリック)を限定車として設定。2019年度生産分24台の商談申込みを2019年5月17日13:00~同年6月14日までの約1ヶ月間、web限定で受け付ける。商談順は抽選の上、新型スープラが参戦する第47回ニュルブルクリンク24時間耐久レース決勝当日(2019年6月22日~同年6月23日)に発表される。
新型スープラの主な特長
外装(エクステリア)
新型スープラの外装は、ショートホイールベースと大径タイヤにより、タイヤの存在感を強調している。
またボディはエアロダイナミクスの中でもリフトの発生を抑えることに特化した造形で、フロント/リアの空力バランスや重量バランスを最適化。
ちなみに空気抵抗低減に寄与するダブルバブルルーフの採用やヘッドランプの位置を車両内側に寄せるボディデザイン等は、2000GTや先代スープラから受け継がれている。
内装(インテリア)
内装は、上下に薄く水平に軸の通ったインストルメントパネル形状により、ハイスピード時も見晴らしがよく車両の姿勢変化のつかみやすさにも考慮されている。
またメーターやステアリングスイッチなどの操作系エレメントをドライバー正面に集中配置し、ドアトリム、コンソールのニーパッドまで繋げることで、ドライバーをコンパクトに包み込む新しいコクピット様式を採用。
ボディーカラー
外板色は新規開発色「マットストームグレーメタリック」、鮮やかなライトニングイエローなどアプション設定色2色を含む全8色をラインナップ。
また室内配色は、イグニッションレッドとブラックの内装色2色が設定された。
高次元の走りを実現する運動性能
伝統を継承したエンジン
RZは歴代スープラに採用されてきた直列6気筒エンジンを継承し、直列6気筒 3.0L ツインスクロールターボエンジンを搭載。最大トルクは500N・m、エンジンは回転数1600rpmで、アクセルペダルの操作に応じた思い通りの加速を実現した。
またSZとSZ-Rに搭載された直列4気筒エンジンは、それぞれチューニングの異なる2つの2.0Lツインスクロールターボエンジンを設定。最高出力190kW(258PS)というハイパフォーマンスエンジンと、145kW(197PS)を発揮し街中から高速道路まで気軽にドライビングを味わえるエンジンが用意された。
新設計サスペンションを搭載
バネ下重量の低減、高い組付け剛性、精微な車両コントロールを追求した新設計サスペンションを搭載。
世界の道で走り込みを実施
ドイツ・ニュルブルクリンクにおけるレーシングスピードでの走り込みのほか、欧州のカントリーロードやアウトバーン、北欧の氷雪路、アメリカのハイウェイ、日本のワインディングロードなど世界中の一般道で徹底的に走り込みを実施した。
新たな楽しみ方「GAZOO Racing Recorder」
GAZOO Racingの技術を活かした車両情報記録装置
アクセル、ブレーキ、ステアリング、シフトポジションなどのドライバーの操作情報、車速、エンジン回転数、加速度などの各種センサーの値および車両の位置と方位情報をSDカードへ記録するデータロガーを搭載。
さらにSDカードに記録した情報は、専用アプリ「GAZOO Racingデータビューア」で表示が可能。最大2つの動画を表示できるほか、別売りのアクションカムの動画であれば記録した情報と自動で時間同期し再生できる。また「Microsoft Bing Maps」上に走行軌跡を表示・再生することもできる。
安全技術とコネクティッドサービス
先進の予防安全技術を全車標準装備
■昼間の歩行者に加え自転車の運転者を検知し、衝突回避支援または被害低減を図る「プリクラッシュセーフティ(ミリ波レーダー+単眼カメラ方式)」
■隣車線の死角を走る車両を検知する「ブラインドスポットモニター」
■前方車両の追従走行を支援する「レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)」
■車線を逸脱しそうな際にステアリング操作をアシストする「レーンディパーチャーアラート」
スマホから遠隔操作も可能
■専用のスマホアプリなどから車両の遠隔操作、確認ができる「リモートサービス」
■車載通信機DCMを全車標準搭載し、スープラ専用のコネクティッドサービス「TOYOTA Supra Connect」を提供
■バッテリーの電圧低下を自動的にメールで知らせる「バッテリーガード」
■運転中に端末に触れることなくiPhoneを操作できる「Apple Carplay」に対応。
各モデルの価格
SZ(B48 2.0Lターボ・197馬力)
■価格:490万円
SZ-R(B48 2.0Lターボ・258馬力)
■価格:590万円
RZ(B58 3.0Lターボ・340馬力)
■価格:690万円
※価格はいずれも消費税込み
各モデルの主なスペック
SZ
■全長:4380mm
■全幅:1865mm
■全高:1295mm
■ホイールベース:2470mm
■車両重量:1410kg
■乗車定員:2名
■駆動方式:2WD(FR)
■エンジン種類:直列4気筒DOHC ツインスクロールターボチャージャー
■排気量:1998cc
■エンジン最高出力:145kW(197PS)/4500rpm
■エンジン最大トルク 320N・m(32.6kgf・m)/1450~4200rpm
■トランスミッション:8速スポーツAT
■燃費消費率:13.1km/L (WLTCモード燃費)
SZ-R
■全長:4380mm
■全幅:1865mm
■全高:1295mm
■ホイールベース:2470mm
■車両重量:1450kg
■乗車定員:2名
■駆動方式:2WD(FR)
■エンジン種類:直列4気筒DOHC ツインスクロールターボチャージャー
■排気量:1998cc
■エンジン最高出力:190kW(258PS)/5000rpm
■エンジン最大トルク 400N・m(40.8kgf・m)/1550~4400rpm
■トランスミッション:8速スポーツAT
■燃費消費率:12.7km/L (WLTCモード燃費)
RZ
■全長:4380mm
■全幅:1865mm
■全高:1290mm
■ホイールベース:2470mm
■車両重量:1520kg
■乗車定員:2名
■駆動方式:2WD(FR)
■エンジン種類:直列6気筒DOHC ツインスクロールターボチャージャー
■排気量:2997cc
■エンジン最高出力:250kW(340PS)/5000rpm
■エンジン最大トルク 500N・m(51.0kgf・m)/1600~4500rpm
■トランスミッション:8速スポーツAT
■燃費消費率:12.2km/L (WLTCモード燃費)
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