ロールス・ロイス初の高級SUV「カリナン」を2018年夏発表

ロールス・ロイスは、同社初の4輪駆動SUV「カリナン」を2018年夏ごろに発表することを明らかにした。なお、日本においても2018年内に発表される予定になっている。

新型カリナンは、最近発表されたロールス・ロイス独自のアルミニウム製スペースフレーム構造である『アーキテクチャー・オブ・ラグジュアリー』を採用した2番目のモデル。新型カリナンは、砂漠や雪道、深い谷や峡谷など、あらゆる地形で快適に走行できるように開発された。

なお、「カリナン」という車名は、南アフリカで採掘された世界最大のダイヤモンドから命名された。

ロールス・ロイス・モーター・カーズ代表取締役社長のトルステン・ミュラー・エトヴェシュ氏は、「カリナンという名前は数年前からプロジェクト名称として公表していたものですから、灯台もと暗しというところでしょうか。しかし、この驚くべき製品に最もふさわしい名前と言えるでしょう。なぜなら、この車は明確な目的、非の打ちどころのない品質と高い価値、きわめて大きな存在感によって、真正なるラグジュアリーが持つスケールと可能性を見直すものとなるからです。これまで発見された中でも最大のフローレスダイヤモンド、「カリナン」と同じく、それは完璧な姿で現れ、他のすべてを圧倒するのです。」とコメントした。

「我々は、カリナンダイヤモンドを育んだ大自然の素晴らしさにインスパイヤされました。カリナンという名前は、この新型車が踏まえる思想の多くの側面を具現するもので、最大の圧力を受けても怯まぬ耐久性や絶対の堅実性、希少性と尊さ、チャールズ・ロールズのパイオニア精神、冒険精神、サー・ヘンリー・ロイスの技術革新性、そしてむろんのこと、世界のどこを走っても際立つ絶対のラグジュアリーを表現しています。」(ミュラー・エトヴェシュ氏)

「カリナン」ダイヤモンドについて

「カリナン」ダイヤモンドは1905年、南アフリカ・マガリーズバーグ山地深くの鉱山で採掘されたもので、3106カラットと、これまで発見された中で最大のダイヤモンド。「カリナン」のダイヤモンドは9石に劈開されて研磨された。最も大きな2石は、大英帝国王冠と十字架付きの王笏に飾られている。

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樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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