三菱、パジェロスポーツのロシア現地生産を再開
三菱自動車は、ミッドサイズSUV パジェロスポーツのロシア・カルーガ工場での現地生産を再開し、2017年12月15日に記念式典を開催した。式典には、カルーガ州政府の代表者、PCMA Rusの田口功副社長、三菱自動車の現地販売会社であるMMC Rus(エムエムシー・ルス)の関係者などが出席した。
パジェロスポーツは、インバイト 6MT、インテンス 8AT、インスタイル 8AT、アルティメット 8AT(何れもディーゼル車)の4種類のモデルで販売される。これは、現地生産化されたパジェロスポーツがこれまで販売してきた全てのモデルを保持することを意味する。さらに、インバイト 6MTにもタイヤの空気圧をモニターするTPMSやキーをバッグなどから取り出すことなくドアの開閉及びエンジン始動が可能なKOSを新たに装備した。
カルーガ工場は総面積12万5000平方メートルでで生産能力は年間12万5000台。三菱自動車のミッドサイズSUVアウトランダー、パジェロスポーツの2車種の他、グループPSA向けにも複数の車種を生産している。
また、現地生産再開のために、カルーガ工場では440人の従業員を雇用し、2018年初頭から2直の生産体制を敷く予定。三菱自動車は、ロシア市場における現地生産車の販売拡大に取組み、ロシア経済の復興に貢献していく。
MMC Rusの中村直哉社長兼CEOは 「MMC Rusはロシアの自動車市場の回復に勇気付けられ、将来に向けて大きな希望を持っています。今年は既に販売台数が大幅増となっています。パジェロスポーツの生産再開で市場における当社の地位を強化するほか、保証期間を5年に延長した新価格はパジェロスポーツをミッドサイズSUV市場でユニークな存在にします」とコメントした。
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