WRC第11戦 ラリー・スペインはシトロエンチームが1-2フィニッシュ、年間タイトルも獲得
マニュファクチャラー部門2009年年間タイトルはシトロエンに
9月30日からスペインで行なわれていたラリーRACCカタルニアは、シトロエン・トタル・ワールドラリーチームがスタートから優勝、今季3度目となる1-2フィニッシュを達成した。
セバスチャン・ローブ/ダニエル・エレナ組は今季6勝目を挙げ、総合優勝争いでミッコ・ヒルボネンに1点差に迫った。2位はダニ・ソルド/マルク・マルティ組。結果、シトロエンチームは後続を大きく引き離し、5度目の年間マニュファクチャラーズ・タイトルを決めた。ドライバーズ・タイトル争いの決着は最終戦のウェールズ・ラリーGB(10月23日~)に持ち越された。
前日土曜日のステージをわずか1.5秒差で終えたセバスチャン・ローブとダニ・ソルドは、最終日を前にチーム・ディレクターのオリヴィエ・ケスネルに与えられた使命を遂行する絶好の位置に付けたが、勝利の美酒を味わうまでに残されたスペイン・サロウ西部での2回の第3ステージのループを前に、両ドライバーは勝利を100%手中にするまで集中を途切らせることなく、最終日の第6ステージでも本領を発揮、沿道を埋め尽くした観衆を魅了した。
ダニ・ソルドは最終日、最初のSS13(リュデカニヤ)をベストタイムで飛び出し、続いて距離の短いラ・セーラ・ダルモスのテスト(SS15)はセバスチャン・ローブがトップタイムで通過、過去5回総合優勝に輝くローブは後続に2.3秒差をつけて、サロウのサービスエリアにこの日最初に戻ってきた。最終ループでも大きな順位の変動はなく、セバスチャン・ローブ/ダニエル・エレナ組は悠々トップの座を守ったままゴールに戻り、通算53回目のクラス優勝を遂げた。
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