三菱自動車とPSAプジョー・シトロエン社、電気自動車の基本契約を締結

三菱自動車とPSAプジョー・シトロエン社は、三菱自動車が日本国内で現在販売している新世代電気自動車「i- MiEV（アイ・ミーブ）」の開発供給に関する基本契約を締結したと発表した。本日、益子社長とバラン会長がパリにて同契約に調印した。

契約事項の主な内容は以下の通り。

・三菱自動車が販売している「アイ・ミーブ」をベースにした欧州向け電気自動車の開発を行う

・PSAは、プジョー・ブランドとシトロエン・ブランドで販売する

・2010年末までの市場投入を目指し車両の生産開始目標を2010年10月とする

三菱自動車は、本年6月に日本国内向け「アイ・ミーブ」を発表し、本年は「アイ・ミーブ」の右ハンドル車を世界に販売する計画で、欧州向け左ハンドルの電気自動車は2010年度の投入を計画しているとのこと。

PSAは、ハイブリッドディーゼルテクノロジーを使ったプジョー・ブランド「3008 HYbrid4」、シトロエン・ブランド「DS5 HYbrid4」を2011年に投入し、さらに「Plug-In HYbrid4 diesel」を2012年に投入する計画であり、今回の電気自動車が加わることにより低公害車の商品ラインナップを拡充する。PSAはCO2排出量の少ない車両を他社に先駆け投入する事を目指している。